人形やフィギュアが運気を吸い取る?
人形やぬいぐるみ、好きなキャラクターのフィギュアを、たくさん自分の部屋やリビングに置いている人、いませんか?
しかし風水では、こうした人形の類を数多く飾るのはよくない、とされています。
人形やぬいぐるみなどは、「住人の運気を吸い取る」とか、「家の運気を分け合うことになるので、たくさん置くと運気の分け前が減る」などといわれています。
運気を吸い取るとは…ちょっと怖い言い伝えですね。
どうして人形などがNGと言われるのか、その理由を考えてみました。
人形類を飾るデメリット
1.健康・衛生面…ほこりの心配
人形やフィギュアは、細かい造作があってお掃除のしにくいものも多いです。
雑にお掃除すると壊れてしまいますから、柔らかい刷毛などで、そっとお掃除しなければなりません。面倒くさいのでそのまま…ということ、ありませんか?
気づけばホコリだらけ…では、見た目にも、健康にもよくありませんね。
ぬいぐるみなど詰め物があるものは、ホコリや湿気でカビたり、ダニがついたりもします。きれいに保つのは意外に大変です。
※人形やフィギュアだけでなく、ドライフラワーなども風水ではNGとされます。同じような理由からではないか、と私は考えています。
対策は?
「風水的によくないといわれても、フィギュアや人形を置きたい!」そんな場合の対策は?
フィギュアはホコリがたまらないよう、ケースに入れるのが安心。ぬいぐるみは風通しのよいところに置いたほうがいいでしょう。
こまめにお掃除や洗濯をするには、お気に入りを厳選して、数をしぼって飾るのがおすすめです。
2.心理的な面…「顔」があることによる影響
人間の脳は、逆三角に3つ並んだ点を見ると、「顔」として認識する働き(シミュラクラ現象と呼ばれる)があるそうです。
3つ並んだ壁のシミや木の節が、顔に見えること、ありますよね。
人は、顔らしきものがあると、無意識にそこに注意を向けてしまうのでしょう。
人間にとっては、顔をすばやく認識できることが、進化のうえで有利だったのではないでしょうか。たとえば敵の存在を早く見つけるとか、仲間とのコミュニケーションに利用するとか…。
偶然そろった3つの点ですら注目してしまうのですから、ちゃんとした顔のある人形類なら、なおのこと。
つい注目してしまい、結果として緊張感がとれず、リラックスしにくくなるのかも。そんなことから、「運気を吸い取られる」と言われるようになったのかもしれません。
対策は?
影響を軽減するには、人形の顔が視界に入りにくい位置に置くとか、ふだんは箱や引き出しに収納しておき、必要に応じてディスプレイするとよさそうです。
また「顔」という点では、人形などと同様、大好きな芸能人の写真・ポスターなども注意が必要かも…。
もちろん、「見つめられることでテンションがあがり、頑張れる!」ならよいのですが。
リビングや寝室に飾るなら、「顔」のない風景画などが無難ではないでしょうか。