太極拳を学びたい!と思うなら
心身の健康に効果があるとして、最近話題の太極拳。
YouTubeでもたくさん動画があるし、DVDつきのテキストなんかも市販されています。
動きもゆっくりしているし、自宅で独学でもOKだろう…と思いませんか?
私も実は、最初そう思っていたんです。
しかし、実際にやってみたら動画で学ぶのは難しかった!
近くの教室に実際に通ってみて、「動画より、実際の教室で習うべき!」と思った理由をお話しします。
「自宅で独学」のデメリット
方向が変わるので、動画の画面が見にくい
私が習っているのは、24式と言われる基本的なパターンです。
太極拳って動きがゆっくりだから、簡単そうに見えるでしょう?
だから私も最初は、動画を見ながらマネできるだろうと思ったんです。
ですが…そう甘くはなかったです(恥)…。
太極拳は、動きの途中で後ろ向きになったり横向きになったり、ポジションが変わります。
動画を見ながらだと、後ろ向きになると画面が見えない!
あわてて画面が見える位置に向き直ると、流れがとぎれて、元の位置からの動きがわからなくなってしまうんです。するともう頭の中がごちゃごちゃに…。
ある程度のスペースが必要
困ったことはもう一つあります。太極拳は移動が伴うので、ある程度のオープンスペース(少なくとも6畳間くらいの広さ?)が必要なんです。
家のリビングでテレビやパソコンの画面を見ながら動いていくと、壁に当たったりダイニングテーブルにぶつかったり、行き止まりになってしまうことに気づきました。これではのびのびとスムーズに動けない…。
公園なんかでグループで太極拳をやっている人を時々見ますが、広い場所で行うのは単に気持ちがいいだけでなく、理にかなっているんですね。
実際の教室で習うメリット
お手本が見やすい
私が通っている教室では、広い会場で、周りの人とゆったりスペースをとって並びます。
初心者の私はいつも、列の真ん中に立つよう言われます。
最初、(ど素人なんだから真ん中は恥ずかしい…後ろにひっそりと立っていよう)と思っていたんですが、「あなたはここね」と、ど真ん中を指示されました。
その後も毎回、真ん中。
なぜだろうと思っていたのですが、最近その理由に気づきました。
真ん中に立っていると、どの方向にポジションを変えても、周りにお手本(先輩方)がいるのです。動画を見るのと違って、どこを向いてもお手本が見える…それが、リアルの教室のよいところだとわかりました。
先輩方の動きに流されるように、自分も右やら左やら、つられるように動きながら、少しずつ動きを学べます。
変なクセがつかない
先生の指導があれば、おかしいところは直してもらえます。動画だけを参考にしていると、独りよがりの間違った動きでも、誰も直してくれません。
自分勝手な練習で、変なクセがついてしまうと厄介です。場合によっては膝や腰を痛めてしまうかも。呼吸のリズムも、実際のレッスンでないとわかりづらいと思います。
それに会場がフィットネススタジオや体育館なら、大きな鏡があったりして、自分の動きもよく見えます。家だとなかなかそうはいきませんね。
習うなら最初が肝心
「ものになるかわからないから、ちょっと慣れるまで動画で学んで様子を見よう…」というのは、あまり賢い方法ではないでしょう。むしろ、最初の段階できちんと習うほうがよいと私は思います。
私もまずはしっかり基礎を学んで、慣れたらDVDやネット動画を参考に自主トレをするつもりです!