練習の成果を発表する機会が
太極拳教室に通い始めて1年あまりの私。
先日、地元の文化イベントで、太極拳の演舞を披露する機会がありました。
教室の参加メンバー十数人がそろって、ステージで演じるというもの。
昨年はコロナ禍でそうした場がなかったので、私にとっては初めてのことでした。
並び順は列の端
事前にステージでの並び順を決めたとき、私は列の端っこに立つよう指示されました。
「端っこ!?」
私は驚きました。てっきり真ん中寄りの位置だと思っていたので。
というのも、太極拳は初心者ほど、真ん中で動くほうがやりやすいのです。
理由の詳細はこちらの記事に↓
真ん中の立ち位置なら、方向を変えて動いても、常に自分の前にお手本がいます。
しかし端っこにいると、自分が先頭に立つタイミングが必ずあるので、お手本がいない状態で演じなければなりません。
ですから、端っこのポジションを命じられるということは、「あなたは一人で動けるね」と認められたということでもあるんです。
ちまたのアイドルグループなら“センター”を目指して争うのでしょうが、太極拳教室ならセンター卒業がステータス!うれしかったですね~。
当日は緊張して、多少ミスったところもありましたが、なんとか演じきることができました。
1年続けた成果が…
演舞後には「太極拳体験レッスン」と銘打って、フロアーに降り、イベント参加者に指導する場も設けられていました。
私の横には、70代くらい…でしょうか、白髪をきれいに整えた、品のいい奥様が並んでおられました。
体験レッスンが終わった後、その奥様に、「あなたは、どのくらい続けてらっしゃるの?」とたずねられたんです。
「1年です」と答えると、
「1年続けると、そんな風に上手に動けるのね」とニッコリされました。
「いえ、1年くらいじゃ、まだまだ初心者です」と答えましたが…あたたかい言葉が励みになりました。
よし、これからもがんばるぞ!と思いました。
太極拳は長く続けられる健康法
太極拳は、激しい動きではないので、年齢が上がっても、自分のペースでゆったりと行えます。
だから、シニアになってから始めても安心。
もちろん、若いうちから始めるのもおすすめです。
太極拳って、なんとなく“高齢者の体操”みたいなイメージがありますが、だからといって簡単かと言われればそうではありません。
私は50代で太極拳と出会いましたが、もっと早く始めておけばよかった、と思うくらいです。
そうしたらもっと、しなやかに動ける体を維持できたのでは…と。
太極拳は、とっても奥の深い健康法です。続ければ続けるほど、魅力が増していくというか…。
これからも、コツコツと精進していきたいです。