シューズクローゼットはどうしても作りたかった
家を新築する際、夫と私で「これは作りたいよね」と、意見が即座に一致したのがシューズクローゼット(シューズクロークともいう)でした。
シューズクローゼットとは、玄関に隣接した土間に設けられた、収納スペースのことです。
我が家では1畳強ほどの広さのシューズクローゼットをつけました。これが、本当に便利!作って大正解でした。その理由をお話しします。
北海道民は靴の数が多い?
雪国北海道では、ブーツや長靴は冬の必須アイテムです。またスニーカーやパンプスは、夏用だと靴底が滑りやすくて冬道は歩けません。夏と冬とで、靴がそれぞれ必要になるのです。そのため、暖かい地域に比べて靴の数がどうしても多くなってしまうんですよね。
また、我が家はアウトドアやツーリングなどに行く機会も多いので、トレッキングシューズやバイクブーツなんかも持ってます。
先日、靴の数を数えてみたら、家族3人分で全部で34足ありました…平均して一人10足以上!
これだけの靴を収納しようと思ったら、標準仕様のシューズボックスだけではとても足りない…。シューズクローゼットなら、ロングブーツや長靴も楽に収納できて、出し入れもスムーズです。
レジャー用品や家の外回りで使うものも収納
靴以外にも、シューズクローゼットに置きたいものはたくさんあります。
たとえば、ふだんからよく使うレジャー用品や外回りの用具類です。こういうものは、物置にしまうよりも玄関まわりにあったほうが便利。バイクのヘルメットとか、工具とか、虫よけスプレーとか…玄関に収納していると、必要な時にすぐ持ち出せて、とても使い勝手がいいです。
我が家では他に、電池など、災害時に必要なものもここにまとめています。
小さいお子さんがいるご家庭なら、ベビーカーや遊具などの置き場所としても活躍しそうですね。
コートやジャケットをかけておける
また我が家のシューズクローゼットには、ハンガーパイプもつけました。来客用にも使えますが、どちらかといえば、濡れてしまったコートやジャケットをかけておくためです。
北海道の冬は毎日のように雪かきが必要。その際、雪にまみれて濡れたコートや、手袋をかけて乾燥させるスペースが土間にあると、しずくが落ちても気にならず快適なんです。
ちなみに我が家のシューズクローゼット、土間部分の一部には、床暖房が入っています。
なぜかというと、コートだけでなく靴にも雪がこびりついているので、そのうち解けて土間に水たまりが…。土間がびちゃびちゃになった時には、床暖房のスイッチを入れて乾燥させてます。この暖房を入れておくと、シューズクローゼット全体が温まって、濡れた靴やコートの乾きも早いです。
北海道の暮らしにあったスペース
北海道の暮らしには、シューズクローゼットはとても便利です。スペースが余分に必要になるというデメリットはありますが、きっとそれ相応のメリットが感じられると思います。検討してみてはいかがでしょうか。