平屋でトイレが2つ、どこに配置しますか
我が家は平屋ですが、トイレが2つあります。
ひと昔前までは、平屋ならトイレ1つが当たり前…でしたが、最近は平屋でも2つというお宅が増えつつあるようです。
では、2つのトイレ、配置をどうしますか?
2階建てなら、1階にひとつ、2階にひとつ、ということでOKでしょうが、平屋の場合はどうしましょう?
水まわりを揃えるということであれば、近くに配置したほうがよさそうですが…。
トイレの配置で注意すべき条件
トイレの位置を計画するうえで注意すべき条件は、私は「音」「目線」「臭い」「動線」だと思います。
音について
商業施設や公共施設の女性用トイレには、流水音発生装置が設置されていますよね。トイレ使用時の音をマスキングできる(ごまかせる)ので、設置されていると少しホッとします。
この装置、女性用トイレでは定番ですが、男性用トイレにはあんまりないんですってね!男性は気にしないんでしょうか?
もし家で2つのトイレが隣接していると、両方同時に使用する場合、互いに音が気になりそう。
自分が出す音を聞かれたくないのはもちろん、聞くのもイヤじゃないですか。
というわけで、我が家では、2つのトイレの位置を離しました。
この「音」問題はとくに重要です。
トイレの使用音は、思いのほかよく聞こえるものです。壁一枚を隔てた程度では、全然遮蔽できません!
そのため、リビングや寝室、玄関のすぐ横、という配置はちょっと…。
クローゼットや廊下などをはさむのがおすすめです。
目線について
トイレは生活必須の設備ですが、かといって目立つ存在にはしたくない…。
たとえば、玄関真っ正面にトイレのドアがあるとか、リビングから直接トイレ…のような位置はNG。出入りのたびにお客様から便器が丸見えなのは、印象がよくないですよね。
臭いについて
昔のくみ取り式トイレと違い、最近はトイレの臭いも減っています。それでも掃除を徹底しないと臭いは出ますし、衛生面でも注意が必要であることは確かです。
リビングやキッチンのすぐ横に計画するのは、避けたいですね。
動線について
トイレは毎日必ず使いますので、動線計画も重要。
平屋の場合はとくに、2階建てよりも1フロアの床面積が大きくなり、移動距離が長くなります。使いやすい位置を考えなければいけません。
夜中に、寝室からトイレに行くときの安全性も考えておくといいですよ。自動点灯の足下灯をつけておくと安心です。
配置をどこにするか
平屋にトイレ2つの場合は、玄関の近くプラスもう1カ所、が無難ではないでしょうか。
玄関の近くだと、帰宅してすぐトイレに行きたいときや、出かける直前に便利。
お客様に使ってもらうにも、玄関近くなら好都合です。
家の奥まった位置に配置するトイレは、1カ所だとプライバシーの面でちょっと心配(お客様を案内するとき、家のあちこちが見られてしまうので…)ですが、2個目のトイレなら問題は少ないかと思います。
浴室近くのトイレは、小さい子供のいる家庭で、入浴前におむつの処理をする時にも便利そう。
何より…入浴前後に急に催した時(!)にありがたいでしょうね。
それから、階段下のデッドスペースをうまく利用してトイレに…というプランを見ることがありますが、風水ではこれはあまりよくないと言われます。
これについては、また後日記事にしたいと思います。
いかがでしょうか。トイレの位置計画、注意すべきポイントをまとめてみました。参考になれば幸いです。