昭和の古家、あげたい人とほしい人とをマッチング?!
先日「みんなの0円物件」というウェブサイトを知りました。
買い手が現れないような不動産物件(“負動産”とも呼ばれる)を、欲しい人とマッチングするサイトです。
原野であったり、古い空き家であったり、「これは売れないよな…」と思うような物件でも、0円ならば…と譲り受ける人がいるそうです。
私が住む北海道の掲載物件もたくさんあるので、時々サイトを訪れては眺めています。
おびただしい数の残置物
古い空き家は、残置物がそのまま…という物件も多く、さながらゴミ屋敷状態も少なくないです。
残置物の様子から、「高齢者が住んでいたが、亡くなって空き家になったんだろうな…」とわかるものもよくあります。
というのも、家じゅうに、古いものがたくさん見受けられるからです。
たとえば、かつて流行った土産物や人形。年期の入った家電製品。
押し入れには、「何人泊めるんですか?」という数の布団セット。タンスや衣服ハンガーのまわりにあふれる衣類の山…。
先祖の遺影・絵画など、長押の上の飾り額縁というのも、昭和の家の“あるある”です。
これでは、0円で物件を取得しても、片付け費用が相当かかることでしょう。
家具も大きい!
そして、昔の家の“あるある”その2は…家具が大きい!
食器棚、本棚。洋服ダンスに、大きな鏡つき化粧ドレッサー。
大地震があれば倒れてきて、下敷きになるかもと思われるようなものばかりです。
さらに、高齢者宅らしいアイテムといえば、ずっしり重厚な座卓や、場所をとるマッサージチェア、仏壇なんかも多いですね。
つくりつけ家具のすすめ
私たちは家を新築した際、引っ越し時に大物収納家具は思い切って処分。新居の収納家具は極力、つくりつけにしました。
洋服類はクローゼットにおさめ、本棚も食器棚もつくりつけ。おかげで地震の時も、何も倒れてはきませんでした。(冷蔵庫は、耐震金具をつけています)
片付けは余力のあるうちに
若いうち、体力のあるうちでないと、家財の処分も大変です。自分ひとりでは、大物家具はとても運び出せませんから。廃棄処分にもお金がかかりますし。
元気なうちに、不要品や大物家具はできるだけ手放しておきたい…
くだんのWebサイト「みんなの0円物件」をみると、きっとそう実感できると思いますよ。
不要な家具類を処分したい、でもふんぎりがつかない…という方。一度このサイトをご覧になってみてはいかがでしょうか。「モノが多いとこうなる!」「住まいの終活を考えておかないと!」という現実を、少しは感じていただけると思います。