平屋では屋根に当たる雨の音が響く
我が家は平屋で、屋根は、ガルバリウム鋼板の切妻型です。
ガルバリウム鋼板だと屋根の雨音がうるさいとネットで知り、ハウスメーカーの担当さんに聞いてみました。
「たしかに、ガルバリウムだと多少は響くかもしれません。もし気にされるようなら、天井裏の断熱材を吸音性のあるものにして、少し増やすこともできます」との答えが。
そこで、天井の断熱材(セルロースファイバー)を厚さ300mmにしてもらいました。
(我が家では天井のみセルロースファイバーで、壁や床はグラスウールやスタイロエースを使っています)
セルロースファイバーのメリット
セルロースファイバーは、新聞紙など古紙を材料にした木質繊維の断熱材。グレーのモロモロした断熱材を、専用の機材で吹込み充填します。
ホウ酸を添加するため難燃性・撥水性・防虫作用があり、調湿作用・吸音作用にもすぐれているそうです。
実際、雨音はうるさいか
セルロースファイバーを増量していただいたせいか?屋根の雨音はほとんど気にならないレベルです。
土砂降りの時は、ザーという音が響きますが、想像していたほど「うるさい」とは感じません。
驚いたのはむしろ雪の落ちる音
むしろ、雨音よりも驚いたのは、屋根から雪が落ちるときの音でした。
切妻屋根なので、積もった雪はある程度たまると傾斜を滑り落ちます。雪を落とすことで、雪下ろしの手間が要らず、屋根にかかる荷重を減らすことができるわけですが…。この音が、なかなか響くのです。
積雪後、気温が低いうちは静かですが、気温が上がると「ズズズズ…」と雪の動く音がし始めます。やがて、「ザー!」という音とともに雪が一気に落ちるのです。
雪が地面に当たる「ドドドド」という音も、結構な迫力…。
平屋は屋根の面積が大きいので、落ちる雪も多く、音も大きいんですよ。
これまで我が家は無落雪屋根の戸建てに住んでいたので、この耳慣れない音には最初びっくりしました。
この音は、天井裏の断熱・吸音材ではカバーできませんね。この音を避けようと思うなら、無落雪屋根にすることをおすすめします。