ハウスメーカー選びで、まず見るべきポイントは2つ
住宅展示場に行くとき、いきなりアンケートに名前を書かないほうがよいということを前回の記事で書きました。
アンケートは書かずとも見学ができたら、ハウスメーカー選びという観点でチェックすべきポイントは2つ。
まずはそのメーカーのテイストを見ること。
そして、構造・工法の特徴を知ることです。
できれば事前に住宅展示場やハウスメーカーのホームページを見て、下調べしておくとよいです。モデルハウスは、じっくり見学しようとすると、思ったより時間がかかります。やたらと見学しても疲れるだけなので、いくつかにしぼっておくことをおすすめします。真剣にハウスメーカー選びをするなら、効率的に見学しましょう。
ハウスメーカーのテイストを知る
テイストを見るのは、そのメーカーの得意なデザインを知るためです。
輸入住宅系か、和風建築が得意か。
かわいらしい系かモダン系か。
そのあたりは、外観だけでもある程度わかります。インテリアは後々融通がきくので、それほど心配はないですが、「床はぜったい無垢材」とか、こだわりがある人なら注目しておく必要がありますね。特殊な設備を入れたい人も同様です。薪ストーブがほしいとか、ホームサウナがほしいとか…そういった設備の導入経験が多いかどうか、確認するといいですね。
構造・工法を知る
そして構造・工法は、各社の標準仕様に関わります。このあたりは断熱や換気などを含め、目に見えない部分なので忘れがちです。でもこうしたことは、いざメーカーを決めてから「この工法で作って」というのは無理なことが多いので、最初から意識しておくほうがいいでしょう。
ハウスメーカーによってこの部分は結構違います。カタログなどで、じっくり目を通してみてください。耐震・耐火など、安全性や耐久性につながる部分ですから、おろそかにはできません。これは、建てるエリアの気候や地盤によっても、最適な構造は異なってくると思うので、ネットでググるなどして比較しましょう。
展示場のモデルハウスは超ぜいたく仕様
それから、展示場(常設)のモデルハウスは各社、夢のマイホームを演出するためオプションだらけの仕様になっています。面積も大きく、その通りの家を作ろうと思ったらものすごい金額が必要に…。そのことを意識して、見学するのが賢いです。
むしろ分譲地などに建てられた、実際に後日販売されるであろうモデルハウスのほうが、現実的。標準仕様がどの程度のグレードなのか知るにも、こうしたモデルハウスを見学するといいでしょう。
後から変えられない部分をチェック
モデルハウスでもついついインテリアの小物とか、最新の住宅設備に目がいきますが、そういう類のものはあとで何とでもなります。まずは、どこのメーカーのテイストが自分にしっくりくるか、全体的な印象と、構造の面から選ぶことがだいじです。
どんなキッチンにするかなんて、後でイヤっていうほど悩めますから!でも、2×4にするか、在来工法にするかなどは、メーカーを決めたらほぼ決定です。だから、構造・工法面も気にしてくださいね!