傾斜地では雨で土が流れるので、土留めが必要です。
我が家が土留めに使ったのは、芝桜。3年目を迎えた芝桜の土留め、実際の効果についてお話します。
普通の芝との比較も考えてみました。
傾斜の土留めをどうするか
敷地に傾斜がある場合、何らかの形で土留めが必要になります。雨で土が敷地外に流れ出てしまうからです。
傾斜が大きいと、コンクリートブロックや枕木などを使う工事が必要で、費用もかかります。
それほど傾斜が大きくなければ、ガーデンエッジなど簡易的な土留めも可能ですが…。
我が家の敷地にも、25度ほどの傾斜部分が…。
ハウスメーカーからは、費用を抑えたければ、芝を張るのが一番安価で簡単、と言われました。
どうしようか色々調べるうち、「芝桜はどうだろう?」という案が出ました。
芝桜で土留め
芝桜は寒さにも強く、北海道では5月頃から地面を覆うように一面に咲きます。
ハウスメーカーや造園屋さんに聞いたら、「そうですね、悪くはないと思いますよ」とのこと。
傾斜部分は幅10m弱×1mほどの面積。1株150円ほどの芝桜を80株植えました。費用にして1万2千円。1㎡あたり8個くらいの密度です。
最初はちょっとスカスカ感がありましたが、いずれ増えて広がるからと、このくらいにしました。
新築から約3年、芝桜もだいぶ広がりました。
満開になると下の土が見えないくらいです。色鮮やかでとてもきれい!
芝桜がなかった時に比べると、土の流出はだいぶ抑えられていると思います。
芝と芝桜の比較
ただ、土留めの効果という点でみれば、やはり普通の芝のほうが、強いかも…。
芝も芝桜も、横に広がっていくのは同じですが…芝桜は主に茎を伸ばして広がるというか、根は思ったより細いんですよね…。
芝の根が、がっちりからみながら広がっていくのに対し、芝桜は花と茎で土を覆う…という感じです。
ですから傾斜が大きくなってくると、芝桜よりは芝生のほうが強度的に安心かと。
また、芝生なら踏みつけにも強いですし。
土留め目的なら芝のほうがよいのでは…というのが私の結論です。
もちろん、芝はこまめに芝刈りしないとボーボーになりますので、そこは注意。
傾斜地の芝刈りには、軽くてハンディなグラストリマーが便利です。充電式のものが使いやすいですよ。
土留めについては、こちらの記事もどうぞ!