祖父母のお墓参り
以前、「開運に、ご先祖様のお墓参りはとても大事!」と書いてある本を読んだという記事を書きました。
実は両親が亡くなってから、ずっと祖父母のお墓参りに行けておらず、そもそもどこのお寺だったっけ?状態…。ご先祖様ごめんなさい…。
「やっぱりお墓参りに行かないと!」と反省しました…。
そんな折、久しぶりに連絡をとった親戚に、お寺の名前を聞くことができました。
「よし、今年こそお墓参りに行こう!」と決めたのですが、ひとつ問題が…。
お寺の名はわかったものの、墓地のどのあたりにお墓があったか、覚えていない!
親戚に聞いてみても、高齢のため、要領を得ません…。
お墓の位置がわからない!
そこで「お寺の寺務所で直接聞いてみよう」ということになりました。
でも、個人情報に敏感な昨今、教えてもらえるかしら…というのが心配でした。
念のため、祖父母との関係がわかる戸籍謄本の写しと、免許証など身分証を準備していきました。
さて寺務所に到着。
「祖父母のお墓があるんですが、場所がわからなくて…教えていただくことはできますか?」とおたずねしてみました。
すると「個人情報なので、お答えできないのです…管理しているご親戚に確認していただけませんか?」と言われました。
「個人情報」の壁にそなえて準備を
やっぱりそうきたか…。
「実は親戚も高齢で、もう場所をよく覚えていないようなんです」
持参した戸籍謄本&身分証の出番かな…と思った時、事務所の方が、
「そうでしたか…では、祖父母様の情報を詳しく教えていただけますか?」
そして、亡くなった時期や名前の漢字など、いくつか質問が…。
その質問に正しく答えられたことで、親族と確認し、位置を教えていただけました。よかった!
祖父母のお墓を発見
お墓の位置を書いたメモをいただき墓地エリアに行くと、「○○家」と書かれた墓石がすぐに見つかりました。
墓石に名字が書いてあってよかったです。「先祖代々の墓」としか書かれていないと、探すのも大変だったかもしれません。
かたわらには墓誌(故人の名が刻まれた石)もあり、祖父母の名前が確認できました。持参したろうそくを灯し、お線香とお花を供えて手を合わせました。
今までお参りに来られなくてごめんなさい…そう伝えられただけでも、なんだか気がかりが消えてホッとしました。
お墓の位置は記録しておこう
今回、私のきょうだいなど他の人がお参りに行く場合にそなえて、お墓の写真も撮りました。撮影の際には、本堂との位置関係がわかりやすいようなアングルにしたので、迷うこともないかなと。写真とメモは、お墓参り報告とともに、LINEで送っておきました。
自分もこれから年をとると、記憶が定かでなくなるかもしれません。やはりメモや写真など、何らかの形でわかるようにしておかないと…と実感しました。
まあ、忘れる暇もないくらい、頻繁にお墓参りできるならいいんですけどね…。なかなかそうもいかないので、とりあえずメモをなくさないようにしないとな…と。
お墓は先祖・親族とつながる縁
今回、お墓があったからこそ、親類とやりとりをする機会を持てました。
お墓の管理は面倒だから墓じまいをする、あるいは個人のお墓自体を持たず散骨や合奏墓にする…という人が増えているといいます。子孫に面倒をかけたくないという気持ちはよくわかりますし、私自身もそういう方法を検討しています。
ただ、お墓というものが、親族をつなぐ縁にもなるというのは確かなことでしょう。お墓がなくなることで、先祖や親族とのつながりは、今より薄くなってしまうのかもしれません。それは気楽かもしれないけれど、寂しいような、心もとないような気もします。
従来型のお墓を手放すとしても、他に何かしら、ご先祖様とのつながりを感じられるものも必要では…そんなことを感じた、お墓参りでした。