恒例のフェアが開催!
北海道新聞社主催の資産運用フェア&みんなの終活フェアが、2024年も開催されました。場所はいつもの札幌・西11丁目、グランドメルキュール札幌大通公園(旧ロイトン札幌)です。
今回、申し込み方法がちょっと変わりました。基本的にwebでの会員登録が必要で、入場はQRコードを提示するようになったのです。前は入場整理券としてハガキが送られてきたんですが、郵便料金も上がりましたしね……。
毎年悩むのが、どの講座を受けるか、ということ。講座が豊富なのは有り難いんですが。特別講演とカブる講座もあって、時間割組みでいつも迷います。
大学生の頃、時間割をどう組むか悩んだことを思い出しましたわ……(遠い目)。
幸い、申し込んだ講座はすべて当選!とのメールが来ました。よかった~
さあ当日、いざセミナー受講!
さて当日。受付で、受講当選メールに記載のQRコードを提示し、入場証を受け取ります。私は2日間すべてのコマに受講予定を組んだため、大忙しの日程でした。
ちなみに各会場入り口には「A会場」「B会場」という表示だけ。講義タイトルが表示されていなかったので、毎度「ここでいいのかなぁ?」ってドキドキ。入り口ドアに、講義タイトルを書いた紙でも貼ってあれば……と思いました。
※個別の入場証にも、会場の記載はありましたが、文字びっしりでちょっと見にくかったです。表組みになっていると、もう少し見やすかったかな……。
各会場入口で、QRコードをピッとやって入場。受付はおおむねスムーズでしたが、たまにエラーが出て列が止まることもあったようです。
特別講演は毎回楽しみ!
今年の特別講演は、初日(11/30)がTV番組でおなじみの菊池幸夫弁護士、平成ノブシコブシの吉村崇氏。2日目(12/1)は経済アナリストの森永康平氏、タレントの山田邦子さんが出演しました。
菊池幸夫氏
菊池弁護士は、相続でもめるケースを題材に、遺言の大切さをユーモアも交えてわかりやすく解説。今回勉強になったのが、自筆の遺言書を法務局で預かってくれる制度(自筆証書遺言書保管制度)です。これ、「いい制度だな、聞けてよかったな」と思いました。
吉村崇氏
男性司会者・女性講師も交えたトーク形式でした。吉村さんご自身の投資体験談、芸能人の投資事情などの興味深いお話が聞けました。
女性講師(ファイナンシャルプランナー)から、「(投資なのに)元本保証、というワードが出たらもう怪しい」と聞いた吉村さん。「“元本保証”は危険な四字熟語ですね!」という返答に思わず吹き出しちゃいました(^o^)
森永康平氏
経済の動向が暮らしや政治にどう影響するかを、様々なデータをもとに解説。明快でとてもわかりやすかったです。私は以前、お父様・森永卓郎氏の講演も聴いたことがありますが、お父様とはまた違った、クールで切れ味鋭い語り口が印象的でした。
山田邦子氏
歌ありネタあり、爆笑の連続ながら、思わずホロリとするところもあり……本当に楽しいひとときでした。いやー、免疫力上がるわ!って感じ。さすが、ベテランのエンターテイナーですね!圧巻です。
フェア全体を通して意外な気づきが
ほかのセミナーでも、株式の動向や運用、相続についてなどたくさん聞けました。
運用商品や各種サービスの情報はもちろんですが、考え方や心構えの面でも気づきが多く……。
「お金は大事だけど、それも元気に明るく生きるため。”いくら儲かるか”ばかりにこだわっていてはダメかも」と思いました。
タンスにただお金をしまっていても1円も増やせない。だからやっぱり投資は大切。ですけど、それは必ずしも、金融商品や不動産でなくてもいいのでは……。
つまり、“自分への投資”も大切だな、って思ったんです。
自分が心身ともに健康でいられたら、長く仕事もできるし医療費の心配も減らせる。あるいは金融知識をつけることで、手持ちの資産を賢く運用できる。防犯知識があれば、詐欺を防ぎ、強盗にも狙われずに暮らせる、等々……。
少しでも長く健やかに暮らせるように、自分自身に正しく「投資」することも、大事だなと。
資産運用フェア&みんなの終活フェアのおかげで、そんな気づきも得ることができました。だって終活って、“死ぬ”ための活動じゃなくて、“最後までよく生きる”ための活動だもの……って、再認識しました。
有意義なフェアをありがとう
今回、みっちり講義漬けだったので、出展者ブースを見る暇がなかったのが残念!
各講義の合間は15分。会場移動も考えると、個別ブースで質問や説明を聞くには中途半端なんです。
お昼休みも、軽食を食べるので精一杯。司法書士や弁護士さんの相談コーナーも利用したいけど講義時間とカブる……。うーん悩ましい。空きコマを意識的に作るしかないか。
とはいえ、悩ましいほどいろんな情報が得られるこのフェア、ありがたいです。
道新さん!また楽しみにしています!