前回の記事で、不動産屋さんに土地を紹介してもらったことを書きました。
現地を見た夫の感想は、私と同様、「悪くないね」。
でも、土地購入の決断は大変です。私はとにかく何度も現地に足を運びました。
そのとき注意したポイントは以下のようなことです。
土地選びのチェックポイント
時間を変えて行く
朝・昼・夕方、深夜と、時間を変えて行ってみました。環境がどうなのか。人通りがどうなのか。最寄りの駅まで自分の足で歩いたり、近所の人に「このあたりの土地の購入を考えているんですけど、住み心地はどうですか?」とたずねたりもしました。ご近所さんの様子や人柄なんかもわかりますしね。
平日・休日でも雰囲気は変わります。平日の日中は静かな住宅街でも、お天気のよい休日には子供たちがたくさん遊んでいたり、お庭BBQの煙があちらこちらから流れてきたり…住民が外に出ていることが多いので、ご近所さんの雰囲気もわかりやすいです。
さまざまな天気のときに行く
晴れの日だけでなく、風の強い日や雨の日にも行くといいです。雨水の流れがどこに向かっているのかを見ると、水はけや地面の高低差がわかります。
また、我が家の場合は冬場の様子を見ることができませんでしたが、雪国なら除雪の様子もチェックできると安心です。ここに雪が積もったとしたら…と道幅から想像してみるだけでも参考になります。
ゴミ置き場の様子を見る
ゴミ出しの場所を確認するだけでなく、ゴミ出しのルールが守られているかを見ました。ゴミ置き場が荒れているなら、ルールを守れない住民が多いということ。そういう場所は治安も悪いと聞きます。
地盤の状況や、土地の危険性を調べる
地盤については「地盤サポートマップ」というウェブサイトが役に立ちます。地質学的なデータや、古い地図、過去の航空写真などが見られるので、「このへんは昔、川だったの?」とか知ることもできます。
最近は大雨での浸水など、自然災害のニュースが多くなりました。
さきほどの「地盤サポートマップ」のほか、自治体の防災マップにも、しっかり目を通しておいたほうがいいですね。こうしたマップで危険とされるエリアに、ぴったり重なるように災害が起きていることが多いです。必ずチェックしましょう。
近所の人に話を聞けるなら、建てたときの基礎や杭の状況など、聞いてみてもいいかもしれません。
私は近隣の建築現場で、休憩中の業者さんに話を聞いたことがありました。暖かい時期だと、職人さんも外で風に吹かれながら休憩しています。様子を見計らって話しかけてみたら、気さくに話してくれました。お礼に冷たいドリンクなど差し入れすると喜ばれました。
不動産屋やハウスメーカーにとことん聞く
物件について気になることは、なんでも遠慮せずに聞きましょう。もしハウスメーカーが決まっているのなら、ぜひ一緒に土地を見てもらうべきです。
私たちは土地選びの時点でハウスメーカーを絞りきれていなかったため、自分たちだけで考えて決めてしまいました…。プロのアドバイスがあったら、きっと迷いや不安を減らせたと思います。
あと、事故物件サイト「大島てる」も念のため見ておくとよいかも…。
(ただ、すべての事故物件が掲載されているわけではないでしょうから、参考程度に、ということで。)
そして、購入を決断
以上のようなポイントを頭において、私は下見を繰り返しました。総合的にみて、大きな問題はなさそうという結論にいたりました。
実はほかにも、風水的な視点からチェックした部分もあるのですが、それはまた別の機会に書いてみます。
ちなみにこの時紹介された分譲地は、10年近く前から販売されており、残り区画が少なくなってきていました。夫の職場から近かったこともあり、「申し込もうか!」ということになったのでした。