いい家の条件3つ
ひとことで「いい家」というと、どんな家をイメージしますか?
モダンなインテリアや、素敵なお庭のある家?
広々としたリビングの家?
それとも、最新のキッチン設備を持つ家でしょうか。
私が思う「いい家」の条件は…
つきつめると、以下の3つに集約されるような気がします。
「あかるい家」
「あたたかい家」
「安全な家」
(不思議と、頭文字はみな「あ」でした。)
「あかるい家」
日当たりのよさ・明るさは、住宅の快適度を決める大切な要素です。
日光を浴びることは、心身の健康に欠かせないといわれています。
敷地にゆとりがあり、窓の向きや配置が適切な家には、光がさんさんと入ります。きっと風通しもよいでしょう。
そういう家は、洗濯物もよく乾き、湿気やカビに悩まされる不安も少ないはず。冬場の電気や暖房の使用量もおさえられます。
また、日照を得るために敷地にゆとりを持つことは、隣家と一定の距離を確保することにもなります。その結果、騒音などご近所トラブルの可能性も減らせるのでは…と思います。
「あたたかい家」
家に求める機能として、「あたたかさ」はとても重要。我が家のように、北海道の住まいなら、なおさらです。
あたたかい家にするには、断熱や気密がしっかりしていなければなりません。
そのためには施工力も必要…。だからこそ、ハウスメーカーや工務店選びが大切になってきます。
ハウスメーカー検討の際は、建築中の現場を見学させてもらうのもおすすめ。
現場がきれいに整頓されているか、職人さんたちの仕事ぶりや雰囲気がどうか、など、様子がよくわかります。信頼のおける業者かどうか、判断する助けになるでしょう。
また、あたたかさといえば、暖房器具など住宅設備の機能性もだいじです。
ちなみに、ハウスメーカーによって断熱材や設備の基本仕様は違いますし、同じハウスメーカーでも、グレードによって差がある場合もみられます。
住宅設備は、あとあと光熱費にも影響してきますので、しっかり選びたいものです。快適で、経済的にもメリットのある家なら、長く安泰に暮らせることでしょう。
「安全な家」
安全な家になるかどうかは、耐震構造など設計・施工の確かさはもちろんですが、土地の条件によるところも大きいです。これから土地を探すという人は、まず「安全な土地を購入する」ということが何よりも優先されるべきでしょう。
地震や土砂崩れの恐れのない、しっかりした地盤がどうか。
元々どんな土地だったのか。埋め立てや盛り土の有無はどうかなど…。
購入前に土地の調査をするのは難しいでしょうが、分譲地なら開発業者に確認すれば、近隣のデータや傾向がわかることもあるかも…。
大雨被害の多い昨今、土地の高低や、水辺との関係も注意しておかねばなりません。
自治体のハザードマップや、地盤サポートマップも、参考になります。
近隣の道路や環境も要チェック。交通事故や犯罪の恐れが少ない立地なら、理想的です。
先人の知恵である、風水を参考にするのもいいでしょう。
いい家づくりに必要な基本ポイント
マイホームは、ついインテリアや外観に目を奪われがちですが、本当に大切なのはもっと根本的なところだと思うんです。
「あかるさ」
「あたたかさ」
「安全性」
どんなに見た目が素敵でも、この3つの「あ」が揃っていない家では、安心して暮らせない…。それが、我が家にとって「マイホーム」をプランするうえでの基準であったと思います。
家づくりでは、考えることが山のようにあります。忙しさに追われて、何が一番大事なことなのかさえ、わからなくなりがちです。
でも自分なりに「これだけは譲れない!」という優先順位を決めておけば、基本を見失わずにすむのではないでしょうか。