地元の太極拳教室に通い始めて、早いもので1年が過ぎました。
途中、コロナでレッスンが休止になった時期もありましたが、約1年ということで、感想を書いてみたいと思います。
1年たって、ようやく流れがつかめてきた
最初の頃、「ひととおり覚えるには1年は続けないとね」と言われましたが、その通りでした。
1年たってみて、ようやくなんとか24式の流れが頭に入った気がします。
私の場合、週1回2時間のレッスンは欠かさず参加し、家ではたまに自主トレする程度でした。
正直、(覚えるのに1年?そんなに?)と疑っていましたが、実際1年かかりましたね…。
それに、覚えたといっても動きはまだまだです。片足立ちはまだふらつくし、カッコよく舞う、というレベルには遠いです…。
太極拳が難しい理由?
太極拳の動き(套路・読みは「とうろ」)が覚えられない…というのはよく言われることです。
ゆっくりした動きで、簡単そうに思えるのになぜ?と思いますよね。
しかし、この「ゆっくりさ」のせいで難しいのでは…と私は考えています。
太極拳は、ゆっくりした動きだからこそ、誰かのマネをして動けます。そのため、自分で覚えるよりも、ついつい見てまねることだけに集中してしまうのです。
その結果、いざ「一人でやってみて」と言われると、全然動けない…。
お手本がないと、流れがさっぱりわからなくなってしまうのです。
また、太極拳は、ゆったりと流れるようなメロディにのって行われます。そのため、ふつうのダンスのように、曲のビートやリズムを頼りにするということが難しいんです。
ビートのかわりに、自分の呼吸と対話しながら動くというか…。
呼吸に合わせて、力を入れるところ、ゆるめるところを意識する…
そのうえで、体の動き、重心をコントロールする…
いろんなことを、いっぺんに考えなければなりません。
そうした状態で、全体の流れと動きをとぎれなく頭に入れるのは大変。
自分一人で動けるようになるまでに、1年かかるというのも納得です。
流れを覚えるヒント
とにかく何度も繰り返し練習するのが、套路を覚える王道でしょう。でも、少しでも早く覚えたい!ですよね。
24の型、それぞれの名前を覚えると、動きがイメージしやすくなるので助けになります。でも、その名前そのものが難しいというのも事実…。
そこで私が流れを覚えるヒントにしたのは、自分が「あ、この動きかっこいいな!」と思うところを意識する、ということでした。
レッスンを始めて半年くらいたち、少し流れがわかってきた頃、試した方法です。
24式の中には様々な動きがありますが、ところどころ、決めポーズのようなところがあります。その中で、自分の好きなところをまず覚え、次にその前後への流れをつかむ、というやり方です。
そうすると、そのポーズをかっこよく決めたい!という気持ちから、そこへの流れを意識するようになります。ただ見てまねるだけでなく、「もうすぐあのポーズ、来るぞ、来るぞ!」という気持ちがあると、流れを記憶しやすくなります。
あと、動画で自主トレするには、映像だけでなく、動きをナレーションで説明しているものがわかりやすいです。向きが変わって動画を見にくいときでも、言葉でナビゲーションしてもらえると動けるので…。
一度流れを覚えてしまえば、あとは個々の動きをブラッシュアップすることに集中できるはず。私ももっと頑張ります!