北海道にゴキブリはいない?
NHKの朝のTV番組「あさイチ」で、ゴキブリ対策の特集をやっていました。春、これから暖かさが増す前に、対策をするのが肝心、ということでした。
しかし私の住む北海道は、「ゴキブリがいない」と言われてきました。本州とは海を隔てているからとか、冬の寒さが厳しくて冬を越せないとか聞いたことがあります。
実際、北海道生まれの私は、子どもの頃ゴキブリをまったく見たことがありませんでした。しかし、学生時代に東京で暮らすようになってはじめて、実物に遭遇したんですよね。
初めてゴキブリと遭遇
北海道から上京してまもない、ある日のことです。
学校の教室で、休み時間にゴキブリが出現。マンガやテレビで存在を知ってはいましたが、生で見たのはそれが初めて。
クラスメートがキャーキャー大騒ぎするなか、「これが噂のゴキブリかっ!」としげしげ見つめた私。クラスメートはドン引きでしたが、「生まれて初めて見た」と言ったら仰天されました。
「北海道にはゴキブリがいない」と知ったときの、「なんて幸せ者…」というクラスメートたちの羨望のまなざしが忘れられません…。
その後、東京から北海道へUターンしてもう15年以上になりますが、やはり家の中でゴキブリに出会ったことはないですね。
北海道にも“G”は進出中
でも、確実に北海道にもゴキブリは勢力を伸ばしていると思います。
札幌など都市部の繁華街や地下街ではゴキブリが目撃されているようですし…。
一般住宅も高気密高断熱のつくり。快適な温度が保てるようになったわけですから、家の片隅で冬越しだってできるでしょう。
今や日本全国津々浦々が、細やかな交通網で結ばれています。乗り物や荷物などがこれだけ行き来していれば、ゴキブリが紛れ込んでいても不思議ではありません。
ゴキブリは、段ボール箱のわずかな隙間が大好きだそうです。そこに潜んで宅配便と一緒にやってきているのかも…。コロナ禍で通販利用が増えていることもあり、ちょっと気になります…。
本州ほど多く生息してはいないにしても、もはや北海道でも油断はできませんね。
手軽にできる対策もある
「あさイチ」では、各種殺虫剤の効果的な使い方や、屋外からの侵入対策についても紹介していました。
屋内と屋外とをつなぐ通路となりがちな部分(排水管を通す穴や、壁の小さな穴、エアコンのドレンパイプ)をふさいでおかないと、そこから侵入されることが多いそうです。
隙間には樹脂製粘土やパテ(100均でも入手可)を使い、エアコンのドレンパイプの先には水切りネットをかけるとよいそうです。我が家もやっておかなくちゃ!