町内会加入は任意だけど…加入したほうがいい?

家と人々 暮らしノート

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マイホームに転居後、町内会はどうする?

晴れて一戸建てのマイホームを購入。引っ越し後には、市町村役場や区役所に行って届けを出しますが、町内会についてはどうでしょう?

加入は強制ではなく、任意であることがほとんどなので、どうしたらいいのかな?と戸惑うこともあるのではないでしょうか。

町内会に加入する意義とは

町内会は、地域の親睦や、協力して住環境をよくしていくことを目的とした団体です。

そのため町内会の多くが、ゴミ置き場や防災倉庫など、地域に必要な設備の設置を行っています。ですから場合によっては、町内会に加入していないとゴミ置き場を使えない…などということも。

ゴミ置き場

また、信号機や街路灯をつけてほしいという要望を行政側に伝えることや、登下校の見守り活動なども、町内会が深く関わっていることが多いです。

災害時には、町内会館が避難所となっていることもあるでしょう。非常食など物品の備蓄・管理を行っている町内会も少なくありません。町内会名簿を参考に、世帯の人数や年齢層の把握をしていることもあります。

そうした様々な活動にかかる労力や費用を、町内会で負担しているわけです。

加入・未加入はよそにわかる?

町内会に入っていないからといって、緊急時に避難所利用を断られることはたぶんないと思いますが…なかには「ふだん町内会費を払っていないのに利用するのは不公平だ、おかしい」と感じる人もいるかもしれません。

誰が町内会に加入しているか・していないかは、だいたい近隣のお宅にもわかっています。会費徴収のための名簿によって、少なくとも役員や班長は未加入世帯を把握しているからです。班長がまわりもちの当番制なら、多くの家庭で「〇〇さんは未加入」とわかっているでしょう。

数年で転居する単身赴任や転勤族の場合はともかく、マイホームを構えて長く住むのであれば、町内会には入っておくほうが無難だと思います。

町内会に入るには?

町内会によっては、引っ越し直後に役員さんがたずねてきたり、加入の案内がポストに入ったりするところもあるでしょう。

我が家では引っ越し挨拶に行くとき、お隣さんに町内会についても話を聞きました。

玄関先の女性

「班長さんや役員さんはどちらのお宅ですか?」とたずね、後日、班長さんにも引っ越し挨拶に行きました。町内会費なども確認のうえ、役員さんあて加入の連絡を取り次いでいただきました。

実はその直後に、我が家は大きい地震とブラックアウトに遭遇しました…でも役員さんがすぐに我が家にとんできて、「町内会館に避難ができますよ」「そこで携帯の充電もできますよ」などと知らせてくださったんです。

引っ越しから日が浅く、ご近所に知り合いもほとんどいない時期でしたから、本当にありがたかったです。町内会、入っておいてよかった!と思いました。

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町内会に入るべき?

ただ、「正直、町内会って何をしているかよくわからない。町内会費もかかるし…入るのは気がすすまない…」ということもあるかもしれません。

でも一戸建てを購入して長く住むつもりなら、町内会に関心を持つべきだと私は思います。

町内会は任意団体ではありますが、地域を一緒によくしていこうという本来の意義からすれば、基本的には加入すべきものでしょう。長くその地で円満に暮らすためには、プラスになるはずです。

町内会が何をしているかは、総会などの資料を見ればわかります。そしてきちんと運営され、会員のためになる活動をしている町内会なら、加入して、できる範囲で協力すべきだと思うのです。

逆に、本当にたいした活動もせずに会費だけ高い、何に使っているかわからない、あるいは理不尽な慣習がある…というような町内会なら、その中身を知ったうえで「加入しない」「脱退する」という意思表示も筋が通るのではないでしょうか。

まずは町内会に関心を持ってみる

町内会活動自体、時代と会員のニーズに合わせて柔軟に運営される必要もあるでしょう。高齢者ばかりが役員を担っていれば、若い人のニーズを満たせない。しかし若い人が活動を敬遠すれば悪循環は止まりません。

家と人々

町内会不要派にとって、「町内会なんて正直、面倒くさい…」という気持ちもわかります。でも、まずは「どんな活動をしているのか」ということだけでも、気にかけてみてはいかがでしょうか。