ペットを飼っていた住宅、売却は不利?

がっくり 家づくりの知恵

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この中古戸建て、ペットを飼っていた?

私は不動産売買の仲介サイトを見るのが好きです。

先日そのサイトで、「これはオーナーがペットを飼っていたな?」と思われる物件が紹介されていました。

物件写真に、ペット関連のアイテムがたくさん写っていたんです。

玄関やキッチンに、出入りできないようにガード柵。リビングにはペットハウスやワンちゃん用クッションが置かれ、棚にはペットのフォトスタンドがずらり。

オーナーさん、犬好きなんだろうな、とひと目でわかる物件でした。

ペット飼育物件は売りにくい?

オーナーがペットを飼っていた中古物件は、売りにくいと聞きます。

ペットのにおいが家にしみつくことや、床や壁に傷がつくことが理由のようです。ノミ・ダニの不安やペットアレルギー、動物の毛による排水詰まりなどのイメージもマイナス要素でしょう。

がっくり

我が家はペットを飼っていないので、どの程度のダメージになるかはよくわからないんですが、前述の不動産サイトに載っていた写真には、それらしい痕跡が写っていました。

築浅(10年くらい)だったにも関わらず、床近くの壁紙が黒っぽく変色しており、幅木(床と壁の境目)もボロボロになっていましたね。

ペットのいた家すべてが、そういう状態になるわけではないでしょうけど…。

「ペット飼育履歴」は、やはり売却時には不利になることが多いんじゃないでしょうか。

壁紙・床のリフォームや、消臭を行わないと売れない場合もあるだろうなと思いました。

ペット物件だとわかるほうが親切?

私はサイトを見ながらつぶやきました。

「これ、ペット飼ってたこと、すぐにわかる物件だよね。こういう写真を載せると売却に不利にならないのかな?」

ペット嫌い・動物アレルギーの人なら、写真を見ただけで、問い合わせも躊躇するかも…と思ったのです。家のスペックや立地が気に入っても、です。

しかし家族いわく、「逆に、『ペットを飼っていました』ってすぐにわかるから親切かもよ」と。

なるほど。そういう考え方もあるか…。

ペットを飼っていたことを隠して売却…は、後々トラブルになりかねません。問い合わせしてくれた客には、飼育歴を知らせたうえで検討してもらうほうがいいでしょうね。

ペット物件は嫌だけど、立地は気に入っている…という場合なら、値引きやハウスクリーニング、リフォームで対応できる部分もあるでしょうから。

ミラーと猫

ペット飼育希望者にアピールできる点は?

飼育歴のある物件が不利な一方で、「ペットが飼いたいから戸建て購入を希望する!」という人もいます。

ペットを飼いやすい家のつくりにしてあるとか、地域にペット好きの人が多い、評判のよい動物病院が近い、などの条件があれば、売却には有利に働くでしょう。お散歩コースにもってこいの環境がある、というのもアピールになるかもしれません。

ペットに関わる物件、メリットとデメリットをきちんと説明して、うまく取引が成立するといいですね。