新しい年、幸運を呼びたい…という人に
1月、暦が新しくなると、「今年こそは…」と目標をかかげる人もいるでしょう。
幸運を得たいと、初詣に行ったりおみくじを買ったりした人もいるのでは…。
そんな方々におすすめしたい本と出会ったので、レビューしてみます。
本のタイトルは『99%の人生を決める1%の運の開き方』といいます。
占いなど信じない、という方は手に取らない本かもしれません。ですが、そういう人にもおすすめ!と思えた本でした。
占いとは天気予報のようなもの
作者は崔燎平さん。カラオケボックスなどの事業を営む経営者であり、占い開運アドバイザーでもある方です。
作者は言います。占いは天気予報のようなもの。過去のデータをもとに未来を予測する。占いもそれと同じだ…と。
つまりお客さんの悩みや迷いに対して、その人が持つ運勢を分析してアドバイスを伝えるものだというのです。
占いを信じない人でも天気予報は参考にするはず。同じようなものだと考えれば、占いを「怪しい」と決めつけるのはもったいないですね。
占い師として、多くの人と接してみて
著者は10年以上の占い師キャリアを通じて、5万人くらいの人に会ってきたそうです。その一人一人が、著者にとってデータになっているとのこと。
お金持ちになった人の共通点は。
幸せな結婚をした人の考え方は。
なかなか結婚できない人の障害になっているのは何か。
著者はそういったことを経験の中から導き出して、「それはひょっとすると、こういうことじゃないか」と、紹介してくれているのです。
長年の経験から生まれた視点
5万人もの相談者を観察してきた経験、そこにはやはり価値があると私は思います。
目の前の人の見た目、声や話し方、暮らしぶりや悩みの内容…いろんな情報に接して、共通点が見えてきたというのも納得がいきます。
たとえば有能なスカウトが「この子は大スターになる素質がある」と確信したり、経験豊富な教師が「この子は伸びる」と直感したり…。それまでに、たくさんの人々を見てきたプロならではの視点が、きっとあるはず。そういう「経験から来るカン」は確かに存在することでしょう。
悩める人の服装には共通点が
この本の中で、著者は10年間に「家庭がうまくいかない」「子供ができない」「結婚できない」と相談に来る女性の服装はほとんど黒かグレーだった、と言います。ピンクや花柄の服を着た人が相談に来たことはない、と。
不思議ですね。でもそれが本当なら、何がしかの心理的な要素が服装に表れているのかもしれない…という気もします。
だったら、「よいご縁をつかむには、少しでも明るい色を身につけてみよう」と考えるのは意味があるのではないでしょうか。
幸せをつかむかどうかは、あなた自身にかかっている
本書の巻頭に、こんな文章がありました。
「そして、幸せをつかむかどうかは99%、あなたの意志と行動にかかっています。
あとの1%が、『運』と言われるものです。」
崔燎平 著『99%の人生を決める1%の運の開き方』9p「はじめに」より引用
私には、この文章がとっても心に残りました。
「誰か私を幸せにして!」ではなく、自分の人生は自分の力で切り開く、という気持ちがまず必要なんだろうな、って。
でも、ほんの1%の運も大切にしたい。
そのためにどんなことをしたらいいか、のアドバイスが、この本にはいくつも紹介されています。
著者がおすすめしている開運のためのアクションは、それほど特別なものではありません。ごく当たり前なことだったり、ありふれたことであったりします。
でもそれを意識して、きちんと行うことができるか…それが「運を味方につけられるかどうか」の決め手になるのでしょう。
具体的にどんなアクションがあるのか…それはまたおいおい、私の経験してきたことも含めて、ブログにて紹介していければと思います。