『踊る大捜査線』シリーズ、スピンオフ映画の感想
アラ還の私、TVドラマ『踊る大捜査線』が大好きでした。“踊る”シリーズの映画やスペシャルドラマもずっと見てきました。そんなファン待望の映画『室井慎次・敗れざる者』、見てきましたよ~!
今回、二部作のため、『敗れざる者』はいわば前編。来月には後編『室井慎次・生き続ける者』が公開されます。
内容はですね……『踊る大捜査線』プラス『北の国から』と思っていただければ。(富良野ではなく秋田が舞台ですけれどね)
『北の国から』同様、登場人物の気持ちを丁寧に描いたドラマだと思いました。
そして、“踊る”ファンには懐かしい名シーンやエピソードも満載です。
今作の内容について、ネタバレを避けるためあまり詳しくは書きませんが、私は「見てよかった!」と思いました。来月も絶対見ます!待ち遠しい~!
室井慎次に感じる「父性」
警察を退職後、犯罪被害者・加害者の子供の里親として、故郷・秋田でひっそりと暮らす室井慎次。ぶっきらぼうな室井ですが、子供たちを大切に育て、子供たちも室井を慕っています。
血のつながりはなくても、絆はある。その絆を支えているのは、室井の「父性」だと思いました。
口数少なく、めったに笑顔も見せない。でも誠実で、ここぞという時にぶれず、納得いかないことはビシッと言う。愛する者を守ろうとする、毅然とした姿にウルッとさせられました。
こういう父親、あるいは組織なら「上司」「リーダー」がいたらいいな、って。そんな風に思いました。室井慎次、カッコ良かったです!
選挙という機会に思う
室井慎次が目指していたのは、警察という巨大組織でのリーダーでしたが……今まさに、国のリーダーを決める一大イベント、衆議院選挙が行われようとしています。
この国のリーダーを担うのは、誰になるのでしょう。昨今の投票率を見る限り、政治に無関心な人も多いようですが……。小さな一票でも、大切な権利。誰に投票するか、よく考えてみようと思います。
愛するものを守ろうと奮闘する室井慎次のように、しっかりと国民のほうを向き、誠実に職務に邁進する、そんな政治家はいないものでしょうか。
「裏金?おかしいよ!」「政治家は、誰のほうを向いて仕事しているの?」
そういう気持ちを持って、票を投じに行くつもりです。