花は暮らしを彩る
先日、我が家に突然アレンジメントフラワーが届きました。
とある抽選に当たって、送られてきたものでした。クリスマス直前に、素敵なサプライズ!
届いたアレンジメントは、ユリ・バラ・トルコキキョウなどがふんだんに入った、とても豪華なもの。両手でしっかり抱えないといけないくらいのボリュームでした。
「わあ、これどこに飾ろう?」
とりあえず、リビングの一角のチェストの上を片付け、そこに置くことにしました。
お花って不思議ですね。そこにお花があるだけで、パッと場が華やぎます。
我が家のリビングは東南向きなので、ふだんから日差しがたっぷりで明るいのですが、お花を置くとさらに明るさが増したように感じました。
風水でも「花を飾るのは吉」とされる
風水でも、花を飾ることは吉と言われます。
「花は悪い運気を吸い取ってくれる」
「場を浄化する」
「気を巡らせてくれる」
などと聞きます。
風水ではとくに、生花を飾るのが効果的とされています。
みずみずしさや輝き、繊細さなどの質感、そして香りは、やはり生花ならでは。
精巧につくられたアートフラワーや、生花を加工したプリザーブドフラワーもきれいですが、風水では生のお花が一番としています。
逆に、ドライフラワーは避けたほうがいいと言われています。
造花ではなく生花を
私が子供の頃、祖父母や親類の家に遊びに行ったとき、よく色とりどりの造花が飾ってありました。昭和の時代、布や樹脂を使った造花が流行っていた頃でした。
ただ…玄関やリビングに置かれた造花は、いつ行っても同じ場所に置かれたままで、多くの場合、うっすらホコリをかぶっていたものです。
造花は、生花と違って枯れません。片付けるタイミングがないせいか、放置されがちだったのでは…と思います。
人間の目は、動くもの、変化するものに敏感だと聞いたことがあります。
変化のないものは、いつしか「風景」と化し、注目されなくなってしまいます。
しかし生花は、ゆっくりと、でも着実に形を変えていきます。
1日か2日のうちに、つぼみが開いたり、ぴんとまっすぐだった茎が微妙に傾いたり…そこが、造花と生きている花との決定的な違いでしょう。
やがて、美しく咲いていた花もいずれは枯れていきます。
枯れた花を片付けるときには、落ちた花びらや葉をとりのぞき、その場をさっと拭いたりもするでしょう。
生花は枯れるからこそ、片付けのトリガーになる…それが、「新しい気を巡らせる」ことにつながるのだと思います。
「花」をきっかけにして家を整える
また、私は花を買ってくると、家を片付けたくなります。
家が散らかっていると、せっかくの花が引き立たずもったいないので、辺りをすっきりさせたくなるんです。
よく、「お客様を招くと家を片付けるきっかけになる」と言いますが、私の場合はお客様と同じくらい、花もきっかけになりますね。
コロナ禍のように、気軽に人を招くことができないときでも、お花なら大丈夫。
家がきれいになると、すがすがしい気持ちになり、確かに運気も上がりそう!
なんとなく気持ちがどんよりしている時、お花を飾って、お掃除してみませんか?
リビング・玄関はもちろん、水回りなどに小さな一輪差しを飾るだけでもOK。
きっと、気分を変えてくれますよ!