100%満足な家づくりは難しい
3軒建てなきゃ満足できる家は作れない…なんて話、聞いたことがありませんか?
また、「一生懸命考えて作った家なのに、失敗したところ、後悔するところがいろいろあって…」という話はよく聞きます。私たちもそうでした…。
多かれ少なかれ、誰にでもあることというのはわかっています。
それでも、家づくりでの失敗・後悔は少しでも減らしたい!
と皆さん思いますよね。
そのために、どんなことに気をつければいいのか、反省も含めて書いてみます。
1.知識をつける
とにかく、家づくりに関して幅広く知識をつけることがだいじです。家づくりが本格化してからでは時間が足りないので、「いずれ家を…」と思うなら、早めに情報収集をしましょう。
幸い今はネットで様々な情報を得られますし、本もたくさん出版されています。住宅展示場での家づくりセミナーなども、参考になります。
もし身近に家を建てた人がいるなら、ぜひ話を聞いてみてください。経験者の生の声、実体験は貴重です。失敗や後悔をざっくばらんに話してくれる人がいれば、きっと何か学ぶところがあるはずです。
モデルハウスや、オープンハウス(完成見学会)も、たくさん見たほうがいいですね。
オープンハウスでは、建てたオーナーの話を直接聞けることもあります。ただ、その業者の良い点しか話してくれない場合もあるので、過信は禁物。複数の意見を聞き、比較してみるとよいでしょう。
2.家づくりのパートナーをさがしておく
土地探しから始めるなら、土地を買う前に、家づくりのパートナーを決めておくと安心です。ハウスメーカーや工務店、設計士など、信頼できる家づくりの専門家をさがして、土地の下見など同行してもらいましょう。
立地がいいから…とまず土地だけ買うこともあるでしょうが、購入後だと、土地の状況によって設計に制限が出てくることもあります。
どんな家にしたいかをまず専門家に相談して、それを叶えられる土地をさがすほうが、失敗が少ないと思います。
3.新築時にパーフェクトでなくてもいい
家を新築する際、すべてが完璧な状態になるように…とプランしがちですが、後から手を加えられるようにしておくというのも一案です。
たとえば我が家の場合、「ここの手すりの位置はイマイチかも…」とか、「この棚は、なくてもよかったね」というところもありました。
構造や、配管・電気等の設備関係を後から変えるのは難しいですが、内装や細かいところは、住んでみてから使い心地を吟味するのもいいでしょう。
壁に下地を入れてもらうなど、準備さえしておけば、後でゆっくり考えることができます。
また我が家では、外回り作業(芝貼りや庭の造成など)を、夫がDIYで頑張ってくれました。住みながら手をいれていけば、費用を抑える点でもプラスですし、家への愛着も増します。
戸建ては築後10年から20年で、何らかのメンテナンスが発生します。そのときにメンテしやすいつくりにしておき、状況に応じて調整するというのも賢いのではないでしょうか。
4.後で対応しやすい余地・余力を残しておく
新築時に頭金やローンで無理をしてしまうと、メンテの時に使える金銭的余力がなくなります。
新築時はどうしても家づくりに舞い上がっていて、無理をしがち。お金に関しては冷静に、慎重すぎるくらいでいいでしょう。ライフプラン表をきちんとつくると、客観的に計画できます。
また、年数がたてば家族の人数や状況は変わります。そのときに、間取りに融通がきかないつくりだと、リフォームの際に苦労するかも。フレキシブルなつくりを考慮しておくことで、後々も住みやすい家にすることができるでしょう。