ご近所の様子を知るには?
マイホーム購入時に気になるのが、ご近所さんがどんな人か、近隣の雰囲気がどうかということ。
夢のマイホームで、ご近所トラブルは避けたいですよね。
事前によくリサーチを、とは聞きますが、「具体的にどうやって調べれば…?」と思いませんか?
業者にお願いするという手もありますが、お金がかかりそうだし。
そこで、私が実際に試した方法をいくつかご紹介します。
不動産業者・ハウスメーカーに聞く
不動産業者
我が家では、まず不動産業者に詳細を聞いてみました。
その土地は以前どういう使われ方だったのか。ご近所さんはどういう人たちか。土地オーナーはどういう経緯でそこを売りに出したのかなど…。
オーナーについては多少教えてもらえましたが、ご近所さんについては、新興住宅地のためよくわからない…とのこと。
昔ながらの住宅街とかなら、もう少し情報がもらえるケースもありそうでした。
ハウスメーカー・工務店など
ハウスメーカーの営業さんから、情報がもらえることもあります。
私が「気になっている土地がありまして…」と話した際、「あの土地、裏手の家はウチのお客さんです」と、少しばかり情報をいただけました。
「若いご夫婦と、まだ未就学のお子さんが2人。感じのよいご夫婦ですよ」という程度でしたが。
あと、近隣で建築中の大工さんに、休憩時間を見計らって話しかけたこともあります。
「この辺の雰囲気?そうだね、子供が多いよ。若い家族が多いね」
「あ、でも二世帯住宅も結構あるけど」
などなど、気さくに教えてくれました。
ネットで情報を集める
「まちBBS」
「まちBBS」と呼ばれる、地域情報系電子掲示板をご覧になった方もいるでしょう。地域の人が匿名で情報を書き込んでいるサイトです。
地元密着の情報で、参考にはなるのですが…情報が整理されているわけではないので、読むのにかなり時間がかかるのがネック。
町内会などのホームページ・SNS
最近は、ホームページやSNSで情報発信している町内会もあるようです。
住民のみ閲覧できるよう管理されている場合も多いのですが、一般の人が見られるものもあります。
住民の活動や町内会行事の様子のほか、「住民へのお知らせ」などで、「ゴミ出しの曜日が守られていません」とか「道路でのボール遊びは危険です!」などの記事が見られることもあります。
よく集合住宅選びで、「共用廊下の掲示板に注目せよ」とか聞きますね。それに似た効果があると思います。
地元の人に直接聞く
私自身、以前住んでいた街で「ここらへんの住み心地、どうですか?」と聞かれたことがありました。
そのため自分でも、「土地を買うときは、地元の人の生の声を聞いてみよう」と思っていました。
美容院やお店で聞き込み
私はまず、意中の物件近くの美容院に行ってみることにしました。
美容院なら、近隣住民からの情報も集まりやすいし、世間話もしやすいかな、と思ったんです。
髪をカットしてもらいながら、「○○町の雰囲気ってどうですか?」と聞いてみました。
すると、その美容師さんご本人が○○町在住だそうで、暮らしの実感など色々教えていただけました。ただ、希望物件からは少し離れたお住まいのため、ご近所さん情報までは得られませんでしたが…。
美容院以外に、お店などでさりげなく聞いてみるのもいいかも。
近所の人に話を聞くときは…
では、一般の近隣住民に聞いてみるパターンはどうでしょうか。
私の場合、希望物件のすぐ隣ではなく、まずは近くの公園で遊ぶ親子連れや、犬の散歩をしている方に声をかけました。
「お近くにお住まいの方ですか?このあたりの土地購入を考えているんですが、住み心地についてお聞きしたくて…」と切り出し、「よかったらお話聞かせてもらえませんか?」と了承を得てからにしました。
いきなり「近所に変な人はいませんか?」なんて聞くのはNG。あまりにストレートな聞き方はぶしつけで、先方に悪印象を与えてしまいます。
私は、まずは治安(夜の人通りとか車の通行量、防犯にかかわること)などを聞いた後、近隣住民の年齢層や雰囲気を聞きました。
そうしたことを話してみてから「住みやすそうな場所ですね、それならご近所トラブルとかもなさそうですね」とちらっと聞いてみます。
話し好きな人ならもっと情報をくれるでしょうし、「ええ、ないですね」というあっさりした答えでもいいんです。その際のちょっとした表情・反応だけでも参考になると思います。
物件のすぐ隣のお宅には…
私はさらに、物件のすぐ近くのお宅の方に話しかけたこともあります。
できるだけちょこちょこ土地の下見に行き、ご近所さんがたまたま外に居て、忙しくなさそうな時に声をかけてみたんです。
チャイムを押しておたずねする方法もあるでしょうが、それだと構えられてしまうかな…とちょっと気が引けたので、「ピンポン♪」はしませんでした。
幼稚園バスの送迎時間前後や、子供が外遊びする時間なども、家の前に出ている人が多くおすすめです。
長くご近所づきあいをする可能性もありますから、落ち着いて礼儀正しく、と心がけました。先方からすれば、こちらがよそ者。こちらの態度も見られている、と意識するようにしました。
ネットでは手土産を用意するといい、という話もありましたが、私はそこまでしませんでした。あくまで、下見に来たのでちょっとお話を伺えれば…というスタンスでいました。
そしてお話してくださった方には、「ありがとうございました。とても参考になりました」と丁寧にお礼を申し上げ、笑顔で立ち去るようにしました。
きっとお相手も、後で家族と「今日ね、お隣の土地を見に来た人と話したよ、○○な感じだったよ」という会話をするでしょうから…よい印象を与えておきたいですよね。
できる範囲で情報集め
ご近所さんに直接聞くのは、ちょっと勇気が要るのも確かです。
事前に調査業者にお願いする、ということも、お金をかければ可能でしょうけれど…。
我が家では、自分でできる範囲のことは、自分でやって節約!と考えました。
何度も現地を下見する・いろんな角度から情報を集めるよう努めることは、比較的トライしやすいと思います。我が家のケースがご参考になれば幸いです。
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