観葉植物が弱った?
我が家では、リビングにいくつか観葉植物を置いています。真冬日続きの北海道ですが、最低でも室温が15度を下回らないように、暖房を調整しています。なのに……最近ドラセナ(いわゆる“幸福の木”)の元気がないことに気づきました。葉の先が茶色くしおれたようになったり、葉全体が黄色っぽくなったりしているんです。
ちょうどそんな時、NHKのEテレで「趣味の園芸」を見ました。タイトルは「もう失敗しない!観葉植物」おお、なんとグッドタイミング。
観葉植物で失敗しないための3要素
番組に出演の専門家(植物店店主・谷奥俊男さん)によると、観葉植物を枯らした経験のある人は実に9割以上なんですって!
でも、観葉植物で失敗しないための3要素、があるそうです。
それは「光・水・風」なんだとか。
光
大きく成長させたい時は、光をたっぷり当てること。目安は1日あたり5000ルクス。窓から50cm離れたところに置いた場合、9時間ほどでこの量に達するといいます。
明るい窓際に置けない場合は、LEDライトを当てるのでもいいそうです。

水
鉢全体に水がゆきわたるよう、ゆっくり水を注ぐのが大切。鉢内の水分にむらがあると、水切れしているところの根が水分を吸い上げられず、枯れる部分が出てくるそう。適切な水分量を知るには、水分計や水やりチェッカーを利用するとよいみたいです。
また、鉢内の土がカチカチだと水がしみこみにくい状態に……。水やり時に鉢底から水が流れ出ても、実際には水が根全体にゆきわたっておらず、水切れになってしまうとか。そんな時は、植え替えたほうがいいそうです。
風
空気の動かないところには虫がついたり、カビが生えたりします。観葉植物の病気の8割は、カビが原因とのこと。サーキュレーターで空気の流れを作ってあげると、カビの発生を防げます。
そよ風程度の風を、植物の下側から当ててやります。冬は暖房をしているので窓も締め切りがちですが、定期的な換気も大切です。
初心者でも育てやすい観葉植物は?
「ええ~植物に適した環境を整えるのって、意外に難しい……」と思いませんか?
とくに初心者の方はなおさら……。
谷奥さんによると、初心者でも育てやすい観葉植物は、葉が大きくて厚いもの。葉に水分を蓄えやすく、水切れしにくいからだそうです。
また、葉の緑色が濃いものは、葉緑素が多く光合成で養分が作られやすいので丈夫なんですって。
以上のことから、ビギナーにはサンスベリアがおすすめだとのこと。「トラノオ」とも呼ばれ、非常によく見かける人気の観葉植物です。

マイナスイオンを多く発し、空気清浄効果があると言われ、風水では「邪気を払い、金運・仕事運を上げる」とも言われています。
ちなみに私が初めて育てた観葉植物は、アジアンタムでした。小さく繊細な葉が涼しげで、とても素敵な植物です。でも、水切れであっという間に枯らした苦い思い出が……(泣)。まずは、サンスベリアからトライすべきでしたね。

植物は環境のバロメーター
「観葉植物を枯らさない3要素とは、光・水・風」と聞いた時、私はすぐに風水をイメージしました。
植物は環境のバロメーター。植物が枯れるということは、人にも心地よくない環境ってことなのでしょう。風水で、「観葉植物が吉」とされるのも納得です。
観葉植物が生き生きしているお部屋って、住人も元気で充実しているって感じがしますよね。
我が家のドラセナも、光・水・風の3要素に注意して、お世話してみようと思います。無事に回復しますように!