とうとうスマホに変えました
先日、長年使った3Gガラケーをスマホに変えました。
高齢者でもスマホを使いこなす昨今、二つ折りのケータイをパカッとやって、「え、まだガラケー?」とよく驚かれたものです。
私の場合、携帯電話は、外出時の緊急連絡用。そう割り切って使っていました。通話とメール以外はほとんど使わない、というスタイルだったんです。
動画や検索などネット閲覧は、家のパソコンを使うので不自由はありません。
何より、ガラケーはコンパクトでシンプル。電池持ちも長く、壊れにくく、料金も安い。操作もボタンでわかりやすく簡単で、私にはこれで十分でした。
しかし3G停波が決まった以上、いつかはガラケーとお別れしなければならない…。
しかもここ最近、愛用のガラケー端末のバッテリーが、弱くなってきたんです。
もしかしたら突然使えなくなることも、あるかもしれない…そう思い、今さらながら、機種変更をすることにしました。
普通なら、「わーい新しいスマホ、うれしい!」というところでしょうが、私の場合は渋々…でした。
スマホ敬遠の理由
スマホとガラケーは操作性が違うので、切り替えるのが面倒、というのはよく聞きます。とくに高齢者にとっては無理もないことでしょう。
私は仕事場でスマホ端末を使う作業があり、スマホの操作がまったくわからないわけではありません。でも、自分用のスマホを持つ気にはなれなかったんです。
スマホは費用が高い
スマホにすれば、単純に月額料金が高くなります。
通話もネットもほとんど使っていなかった私の携帯料金は、ずーっと月に1500円以下でした。
私は今回、ソフトバンクのスマホデビュープランを使いました。CMだけ見る限り、月に千円以下で使えるような印象を受けますよね。でも実際にはその値段ではまかなえません。
変更のための事務手数料もかかりますし、機種代金やオプション料金などを加算すれば、どんどん高額に…。
オプション加入を条件に機種代金が割引され、「オプションはあとで外せます」というケースもあります。でも外し方がわからない人なら、そのまま高い料金を払い続けてしまうでしょう。
それにスマホデビュープランの「月額990円」は、「1年おトク割」の期間中のみ適用で、その後は料金が上がってしまいます。「あら安い、お得!」は1年間だけ…ということなんですよね。
スマホ依存が怖い
価格以上に、私がガラケーを使い続けてきた最大の理由は…「スマホ依存が怖かったから」です。
最近、歩きスマホは珍しくありませんし、スマホを手にして自転車に乗っている人もいます。中には、車を運転しながらスマホをいじっている人を目にすることもあり、ゾッとすることも。
そうまでしてスマホを触りたいと思わせる依存性って…と、怖くなってしまったのでした。
一日中スマホを手放せず、歩きスマホをする人を「スマホゾンビ」というそうですね。
無表情でスマホの画面だけ見つめて、気持ちのいい青空を見上げることもなく、日々を過ごすようになるとしたら…。
誰かと一緒にいても、話もそこそこに、画面ばかりが気になるとしたら…。
それはイヤだな…って。
スマホを持った今も、その気持ちは変わっていません。
今まで通り、通話とメール中心のスタイルを変えなければ、スマホゾンビにならずに済むのかな…?という気はします。
でも毎日、たたみかけるように、魅力的なアプリやお得情報の広告を目にします…。
それをどこまで排除できるものやら…心配。
3G停波ギリギリまで頑張りたかったけど…
2021年現在、3G停波まであと数年は、ガラケーもまだ使えます。
けれど、私は今50代。3G停波時点で私の理解力・順応力はもっと低下しているかもしれません。スマホに慣れるのがもっと大変になるかも…。
そう思って、スマホに変える決断をしました。
また、3G停波直前になれば、切り替えの顧客が集中するでしょう。駆け込み需要で、端末代金の割引もあまり期待できないかも…という気持ちもありました。
3Gガラケーが今後使えなくなるのははっきりしています。あきらめて受け入れるしかないですね…。
今できることは、スマホ依存にならないように自分を律することだけです…。