玄関ドアに、飾りをつけるのはよくない?
12月になると、玄関ドアにおしゃれなクリスマスリースを飾るお宅を見かけます。
カラフルなものや、シックなものなど、バラエティに富んだデザインは目にも楽しいですね。
でも、風水では、ドア飾りをつけるのはよくないといわれています。
とっても素敵なのに、なぜ風水では「ドア飾りはよくない」というのでしょう?
玄関は運気の入り口
風水では、玄関は運気の入り口と考えられています。そのため、ふだんからきれいに保ち、余分なものを置かないのが吉とされています。
そのせいか、「玄関ドアに飾りをつけると、気の流れを妨げる」という話も聞きます。
具体的には、どういう理由が考えられるのでしょうか。
飾り物が落下する可能性
ドアは、出入りのたびに動くところです。大きな飾りをつけていると、開け閉めのたびに揺れるとか、何かの拍子に外れて落下する可能性もありますね。
植物でできたリースなどなら、落ちてもそれほど危ないものではないでしょうが…。陶器やガラスなどの装飾部品がついていると、割れることもあり得ます。そうしたことから、ドアに飾りはつけないほうが無難、とされたのでしょう。
ドライフラワーはNGアイテム
クリスマスリースなどは、ドライフラワーの素材を用いることも多いですよね。
風水では、ドライフラワーを飾るのもNGとされています。
生きている植物と違い、枯れないので片付けるタイミングがわかりにくく、長期間放置されがちなことも理由かもしれません。ほこりがたまったり虫がついたりすると、見た目はもちろん、衛生的にもよくありませんからね。
飾る場合に注意すべきこと
玄関のように日頃からひんぱんに出入りする場所を、安全に、衛生的に保つ…そのために「玄関ドアに飾りは避けるべき」と風水では考えたのではないでしょうか。
開閉するドア本体ではなく、壁などに取り付ければ落下の危険も減らせます。
もし、どうしてもドアに飾りをつけたいのであれば、まず落下の心配のないように、安全に取り付けること。
そして、万一落ちても危険のないもの・軽いものにするなど、素材にも配慮するとよいですね。
そして、クリスマスやお正月などの季節ものは、期間を定めて飾り、時期が過ぎたらすみやかに片付けましょう。いつまでも放置しているのでは、イメージもよくありません。
ドア飾りに限らず、クリスマスツリーやひな人形なども同様です。季節ものは、季節限定だからこそ、新鮮味が感じられるのだと思います。
季節の彩りを引き立たせるためにも、ふだんはすっきり、シンプルに…と心がけておきたいですね。