映画「すずめの戸締まり」を見てきました!
先日、新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」を見に行ってきました。
ストーリーをご紹介しますと…
九州に住む17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、災いをもたらす扉を閉めるという“閉じ師”の 青年・草太に出会います。
ひょんなことから草太を助けたすずめ。しかし草太は、突然現れた謎の猫・ダイジンによって、小さな椅子に姿を変えられてしまいます。
草太を元の姿に戻すため、猫を追いかける2人。その先々で、次々に災いの扉が開き始める…というストーリー。
圧倒的な美しい映像と、魅力的なキャラクター(声優陣も!とくに私は松村北斗さんの声がよかった!)の物語を約2時間、たっぷり堪能してきました。
50代でも楽しめる新海作品
50代オバさんでも新海誠作品は好きです♥「君の名は」「天気の子」も見ました。
空や雲、海などの風景描写の美しさはご存じの通りですが、ストーリーにどことなく日本的な事柄…神話や古くからの風習、言い伝えなどが散りばめられているのも好きです。
本作では、草太の唱える「祝詞(のりと)」。過去作品では神社や巫女、伝統工芸の組み紐など…。
長く伝わってきたものの持つ力や重み、神聖さを感じるんですよね。
その一方で、そうした事柄の成り立ちや詳細についてはよくわからない…それゆえに神秘的で、想像力をかきたてられます。
大人が見ても面白いと感じるのは、そういう要素もあるのかもしれません。
名もなき英雄の物語
「すずめの戸締まり」では、災いを防ごうと、すずめと草太が必死に困難に立ち向かっていきます。
けれども災いの訪れを感知できない一般の人々は、迫り来る危機を知るよしもなく、いつものように穏やかに暮らしています。
“閉じ師”は、誰にも知られず世界を守るヒーロー。いわゆる「名もなき英雄」だからこそ、ドラマチックでかっこいい!のでしょう。
でも…今回、この映画を見て、思ったんです。
“閉じ師”ではなくても、私たちの暮らしを守ってくれている人たちはたくさんいるのでは、と。
暮らしを支える人々のありがたさ
たとえば危険な時にかけつけてくれる警察や消防、自衛隊員。
交通機関や、エネルギーなどインフラを担う人々。
あるいは医療従事者や、生活に必要な物資・サービスを供給する人、等々…。
毎日の暮らしが滞りなく回るように、皆、自分の持ち場で努力してくれています。
そういう存在がなかったら、私たちの安全・安心な暮らしは立ち行かないですよね。
天災やコロナ禍のような非常時、当たり前の暮らしが失われるたび、私たちはその有り難さを実感してきたはずです。
エッセンシャルワーカーだけではありません。飲食やレジャー、エンターテインメントに関わる仕事も同様です。
おいしいものや人との交流、楽しいイベントは、日々の忙しさ、仕事のつらさをひととき忘れさせ、エネルギーをチャージしてくれます。
これがあるから毎日頑張れる、そう思えるものを紡いでくれる人たちに、私たちは皆救われているのでしょう。
人との関わりという奇跡
さらに、
家事や雑事を担ってくれる家族、
困った時に助けてくれるご近所さん、
笑顔や寝顔で癒やしてくれる、子供たちやお年寄り…
仕事以外でも、誰もが何かしらの形で誰かとつながっています。
時にはぶつかりあうこともあるけれど、それさえも、お互い生きているからこその出来事。
今、生きている。誰かと関わり、つながっている。それは尊いこと――そう思いました。いい映画でした。
明日からまた頑張れる!
コロナの影響もあり、映画館に足を運んだのは実に3年ぶりでした。やっぱり大きなスクリーンはいいですね!
映画館を出た後、近くの北菓楼に寄り道。家族にお土産を買いました。
夫の大好物の開拓おかき。
そして私のイチオシ、ビッグなシュークリーム「夢不思議」です。家族も喜んでくれました。
パイ生地の皮に、上品なカスタードクリームがたっぷり。幸せ…。
映画の感想を語りながら、おいしいコーヒーと共にいただきました。
そう、これで明日からまた頑張れる。
素敵な時間を支えてくれた皆さんに感謝!