熊出没注意!怖くて墓参りを延期しました

墓地 外まわり

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お墓参りに行く予定が

暑かった北海道も、お彼岸を過ぎれば秋の風。

お彼岸、我が家はお墓参りの予定でしたが、今回は見送りました。

なぜかというと、お墓の近くにヒグマが出没という情報を聞いたからです。

北海道では毎年クマ出没のニュースを耳にしますが、今年(2025年)はこれまでにないほど頻繁と感じます。しかも、住宅街など、人間の生活圏のごく身近で……というのが不安です。

身近で熊出没情報が相次ぐ

ごく近しい人の間からも、「道路上にいるのを車から見た」「勤務先の敷地内で目撃された」「家庭菜園に足跡が」などという話を聞きました。

そしてとうとう、実家の墓地の近くでも、親子グマがうろついているというニュースが!

箱ワナで捕獲されたという知らせを聞いた翌日、また別の目撃情報が出るという異常事態。やむなく、墓参りは断念。時期をみて改めて……ということになりました。

クマに出会ってしまったらどうするか

折しも先日、北海道新聞(2025/09/24付)で、興味深い記事がありました。クマによる外傷処置に詳しい、秋田大学医学部教授・中江士師明(なかえ・はじめ)先生の記事です。

中江先生は、「クマ外傷」という専門書を出版されているそうです。被害を受けた患者の写真も掲載されているとのことで、私には見る勇気がありませんが……。

先生によると、クマは「一撃目はとにかく顔を狙う」そう。この一撃目をかわさないと、「ひどい場合、こめかみあたりから顔の組織が鼻などと一緒に爪でそぎ落とされてしまう」そうです。(こ、怖い……!)

この一撃目をかわすには、「頭を下げて顔・目を守ること」なんだそうです。クマとの距離が近く逃げられない時は、体をまるめてうずくまり、腕で顔や首を守る姿勢が命を守るには有効とのこと。攻撃されてあおむけに倒され、馬乗りでかみつかれたら顔や腹部をやられてしまうからです。

「クマに襲われたが命に別状はない」という報道を聞くことがありますが、顔に重傷を負えば、その後の生活へのダメージは計り知れません。

今は形成外科の技術も向上しつつあるので、万一の際は欠損した部位を探して袋に入れて持ち帰ることが重要だ、と記事にありました。うう、考えただけでも恐ろしいですね……。

お墓参りも命がけ?!

実家のお墓は、街の外れの市民墓地。お盆やお彼岸の時期ならともかく、普段は人通りも少ないですし、周囲には身を隠せる笹藪などもあります。クマにとっては好都合な立地です。

お墓参り、延期したとはいえ、今後絶対に安心な時期などわかるはずもなく、いつ行けるかはわかりません。

これからは、お墓参りにもクマ撃退スプレーを持参しなければならなくなるかも……。(あ、最近はスプレーのレンタルを手がけるお店も出てきたらしいです)

人里離れた墓地へ行くのは、命がけという時代になりつつあるのでしょうか?

最近よく聞く「墓じまい」が、さらに加速しそうですね。