豪雨・水害から家を守る!床下への浸水予防策を考える

傘を持った手 家づくりの知恵

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令和8年8月千葉豪雨

2026年8月、千葉県で線状降水帯が発生し、大きな被害が出ました。

千葉県内の広い範囲で激しい雨と雷が続き、道路は冠水、交通機関はストップ。駅や公共施設には帰宅困難者があふれました。低地や窪地、川の近くでは建物や車が水につかり、死者も出ました。

被害の大きかった地域は、ハザードマップでも危険とされた箇所が多かったようです。

マイホーム用地を購入する時は、まずハザードマップを確認することが重要だと実感します。

もちろん、ハザードマップが絶対とは限りません。低地でなくても川や下水があふれて……というケースもありますので、油断は禁物ですが、チェックしておくにこしたことはありませんよね。

床下がコンクリートの家、浸水したらどうなるの?

我が家は基礎パッキンを使って、床下に通気するタイプのつくりです。基礎の立ち上がり部分に換気口をくりぬかず、家の全周に設置された基礎パッキンから通気をします。

基礎パッキン部分から通気する

そして上図には描かれていませんが、床下の地面と接するところは、一面コンクリート仕上げになっています。そのため、床下部分に浸水すると水は地面にしみこまず、コンクリート上に残ります。

一度入り込んだ汚水を放置すれば湿気が残り、床下の構造物を傷めます。カビや悪臭の原因にもなるでしょう。排水するにはポンプを使ったり、床をはがしたり、大がかりな処置が必要になるはずです。

基礎パッキン部分にテープ?

そういう事態を防ぐのに、できることはないかと調べてみました。それは……。

基礎部分と家の壁との境目、つまり基礎パッキンの部分に、水の侵入を防ぐテープを貼るという方法。

基礎パッキンと配管
黒いのが基礎パッキン。
空気が通るということは、水も侵入する可能性がある

通常、基礎パッキン部分は雨よけやネズミよけのため、「水切り」という部品で覆われていて見えません。しかし通気のための「すきま」がありますので、横殴りの強い風雨や、基礎部分よりも高いところまで水が来てしまうと、そこから浸水してしまうのです。

そこで、幅広の防水テープや丈夫な養生テープですきまをふさいで、浸水を防げないかと考えました。あくまで応急措置で、完璧ではありませんが、数時間でも持ちこたえられれば浸水被害を減らせるかも。

実際、こうした対策を紹介している業者さんのサイトもいくつかありました。

台風などで強い風雨や豪雨が予想される時には、ホームセンターなどで幅広テープを購入し、準備しておくとよいかもしれません。家の周囲にぐるりと貼ることになりますから、長さもかなり必要です。事前に測っておかなくては……。

※準備は、風雨が強まる前に行う必要があります。貼る面に水気や汚れがあると、きちんと貼り付けられないためです。

テープ使用時の注意

なお、水の危険がなくなったら、テープをはがすことを忘れずに!万一忘れていると、今度は通気不良による結露や、カビ・悪臭の発生につながります。

後ではがすことを考えると、糊残りの少ない養生テープが使いやすいのでは、と思います。外壁材の塗膜部分への影響を考えると、粘着力の強すぎるテープだと心配ですし。

できるだけ、前述の「水切り」部材に貼ることを意識するといいのではないでしょうか。

基礎パッキンではなく、従来の換気口タイプのお宅も、ビニールシートと養生テープを併用するなどして、同様の対策ができることと思います。

火災保険で水災対応も

それでも被害にあってしまったら、頼りになるのが保険です。火災保険に加入していて、水災補償をセットしていれば、保険金で費用をカバーできるかも。ですが、保険適用には基準があり、それをクリアしていなければ適用になりません。

その基準のひとつが、「地盤からの浸水深さが45cmを超えていること」。

この条件を、私は知りませんでした。水災補償をつけていたらオールOKじゃないんですね!保険ってしっかり勉強しないとダメですね……。

被害にあったときは、浸水の跡が残る高さがわかるように、写真を撮っておく必要がありますね。一刻も早く片付けを……と思っていると、忘れがちです。

異常気象が日常になりつつある昨今、「ウチは大丈夫」と安心しきることなく、様々な事態を予想し、備えておこうと思います。