シロッコファンの掃除は大変
我が家のレンジフードファンの内部にはシロッコファンがあります。シロッコファンとは、円形の本体に細い羽のような金属がぐるりとついているもの。これが、すき間が細くて洗いにくい!
私はだいたい、重曹を入れた50度くらいのお湯につけおきして汚れを浮かし、使い古した歯ブラシなどを使ってこれまでお掃除してきました。でも歯ブラシだとイマイチ使いにくい感じで、いい道具がないかな?と思っていたんです。
「換気扇ファンスクレーパー」購入
先日、「換気扇ファンスクレーパー」というものを見つけて購入してみました。
メーカーはアズマ工業。お掃除のプロも推奨する「アズマジック」というお掃除用具や洗剤のシリーズが有名です。
ファンの羽に沿わせて前後にスライドさせ汚れを削ぎ落とすという商品。
「これは便利そう!」と思って通販で買ってみたのです。
お掃除を始めてみたが…
商品が到着し、さっそくお掃除開始。今回は、約4か月近く放置した汚れです。
お湯につけて汚れを緩め、羽をこすってみようとしてハタと気付きました。
「あれ…我が家のシロッコファンは、ファンの中間に仕切りがある…」
我が家のキッチンはリクシル・アレスタ。レンジフードはSER932SIです。
シロッコファンのまんなか近くに、補強のためか、仕切を入れたような形状になっていました。ということは、スクレーパーを動かせる長さが短いということ。
つまり、スクレーパーをちょっと動かすと仕切りに当たってしまう…。スーッと動かすにはやりにくい形状だったんです。
カーブが合わない…
しかも、スクレーパー先端部のカーブと、我が家のシロッコファンの羽のカーブ(アール?)が微妙に合わない…。スクレーパーのほうが平らで、ファンのほうがもう少しカーブしているんです。
だから、こすっても浮いてしまうというか、うまくフィットしなかったんです。
そのためひとすべりでキレイにならず、何度か角度を変えて往復しないと汚れが取れない。
横向きに汚れをかき出すように使うこともできますが、それではあまり効率的ではないし…。
スクレーパーの反対側についている小さなブラシのほうは、細かいところをこするのにいいんですが、それだけだったら、古ハブラシでも可能だし…。
結局、私はゆるめた汚れを古ハブラシでこすり、その後、キッチンペーパーを羽のすきまに押し入れて、こするようにして汚れをぬぐいました。スクレーパーの出番はないまま終了です。
シロッコファンとスクレーパーのカーブが合えば…
というわけで、残念ながら我が家のシロッコファンには合いませんでした…。
我が家ではつけ置き洗いを繰り返しており、あまり固化した汚れがついていないので、削るというより、ゆるんだ汚れを「ぬぐい取る」という道具のほうがよかったかも…。汚れが厚く固まったのを削るなら、こういうスクレーパーが適しているでしょう。
スクレーパー自体は樹脂製で硬め。もうすこしスクレーパーに弾力があって、羽のカーブに合わせてしなるようになっていれば我が家でも使えたかな…。
シロッコファンって、サイズや羽など同一規格かと思っていましたが、そうでもないんですね…。
購入前に、仕切りの有無などファンの形状を確認すればよかったです。