暑いときのマスク着用はつらい
コロナ禍で、マスク着用はいまや外出時の必須マナーとなっています。しかし、夏のマスク着用は暑さとの闘いでした。
今年の北海道は残暑が厳しく、9月になっても蒸し暑い日が続きました。マスクをしていると、暑いし蒸れるし、大変です。
ホットフラッシュの症状があるアラフィフ世代の女性だと、マスクはさらにつらいと思います。
とくに不織布製のマスクは息苦しくて不快…。
手作りの綿のマスクだと、吸水性があっていくらか楽でしたが、それでも顔に貼りつくことは同じなので、何とかならないかなぁ…と思っていました。
が、先日「マウスシールド」というものを購入してみたら、これがとても楽!もっと早く使えばよかった、と思いました。
マウスシールドを購入
私がマウスシールドを購入したのは、いきつけのフィットネスジムでした。
私は数年前からフィットネスジムに通っていましたが、数か月ほどコロナの影響で休館していたんです。それが、感染防止対策をとって再開するというので行ってみました。
利用者同士の間隔を開け、マシン使用前や使用後にアルコール消毒をしながらエクササイズ。
久しぶりに身体を動かすのはやっぱり楽しい!しかし、マスクをつけていたので暑くてしんどかったです。
すると帰りに、受付で「マウスシールド販売中」の表示があるのに気がつきました。
運動時にマスク着用だと熱がこもってしまうので、対策として販売されたようです。1個200円程度でしたので、すぐに購入しました。あとで調べたら、ネットでも買えるようですね。
マウスシールドは、除菌ティッシュでふけば繰り返し使用できます。つくりはきゃしゃで、ちょっと力をかけるとパリンと割れそう…。持ち運びや取り扱いには注意が必要です。100均で、サイズのあう収納ケースをさがしてみようと思っています。
使い心地は?
さて、実際にマウスシールドを使ってみました。透明のシートが顔から離れているので、息を吸っても貼りつかない!マスクのようなうっとうしさがなく、開放感があります。
パッドのようなパーツであごのところに固定するため、使用中にちょっとあご付近に汗がたまる感じはしますが、マスクよりはずっと快適です。エアロビクスのような激しい動きでも、ずれたり外れたりしませんでした。締め付け感もありません。
すきまが大きいので効果は限定的
ただ、マスクに比べると上部が空いているので、くしゃみやせきをすればかなり外へ出てしまいます。風邪症状がある人にはこれでは不十分です。それに、外から飛んでくる飛沫を防ぐのは無理ですね。
あくまで、話すときに唾液の飛沫を飛ばさないように、というものです。マスク無しよりはずっといいと思います。
試しに、マウスシールドの上から普通の不織布マスクをかぶせて、着用してみました。大きめマスクだと上部をカバーできますが、横部分にはすきまができてしまいます…。でもマスクが口に貼りつかないので、マスクに口紅などメイクがつくのは防げるし、呼吸は少ししやすいです。
私はふだん、庭仕事で外に出るときも、ご近所さんに会いそうなときはマスクをしています。外でマスクなしでいると、ちょっとほかの人の目が気になるので…。でも屋外なら密にはならないし、距離が取れるところなら、マウスシールドでもいいなぁと感じました。
ウォーキングするときも、マスクより呼吸がしやすいです。
マスクよりマウスシールドがいい場合も
先日、テレビで「マスク着用に困難を感じている人がいる」という話をしていました。
持病や発達障害などで感覚過敏があり、マスクをするのが難しい人もいるんですね。
また、マスク姿の介護士さんは、利用者のお年寄りに顔を覚えてもらえない、と嘆いていました。聴覚障害のある人や外国の方も、皆がマスク着用だと口元が見えず、言葉がわかりにくくて困るとか…。マウスシールドが使えれば、そういう場合にも役立ちそうです。
歌や英会話のレッスンをする人も、マスクではなくマウスシールドやフェイスシールドのほうが便利でしょうね。
ただ、マウスシールド着用でも、やっぱり感染予防距離はとるべきだと思いますが。
あとどのくらいコロナの影響が続くかわかりませんが、少しでも早く収束してもらいたいものです。マスクやマウスシールドなしで出歩ける日はいつ来るのでしょう…。