「西のお風呂」は女性に悪影響?金運が流れる?
風水では基本的に水まわりに吉方位というのはないようで、どこに置いてもそれなりに気になることはあるようです。
東や東南は問題がないようですが、日当たりのいいこうした方位は、ほかにも配置したいスペースがたくさんありますしね。
我が家の場合は、浴室は西。
この「西の浴室」というパターンは、多くの本で「金運が水に流れる」「女性に悪影響」などと書いてあります。
女性に悪影響、というのも、主に「女性が遊び好きになる」「金遣いが荒くなる」「不倫に走る」など、まあ、ずいぶんな書かれよう…。
それにしても、どうして「西の浴室は女性に悪影響」というのか、考えてみました。
かつて風呂焚きは重労働だった
昭和30年代頃までは、風呂焚きは薪や石炭を使っていました。お湯を沸かすには、水汲みや薪割りなど、力仕事も伴います。しかし、当時は女性が家事を担うのが当たり前とされた時代です。女性が風呂焚きをすることも多かったんではないでしょうか。
もし西に浴室があれば、風呂釜も西側にあるはず。夕暮れ前、西日のきつい場所で重労働の風呂焚きを強いられて、「やってられないわ!」とストレスがたまったり、外へ目が向くことだって、あり得ますよね。「西の浴室は女性に悪影響」という話も、そんなことから来たのではないかなぁ、なんて思うのです。
また、浴室は水気の多い場所ですから、西日が当たればムシムシ・ジメジメして不快だったり、木材が傷みやすかったり…ということもあるでしょう。家の傷みが早いと修繕費もよけいにかかります。「金運が流れる」という説には、そんな要因もあったかもしれません。
ですが、今は防水に留意したユニットバスがほとんどですし、お風呂もボタンひとつでお湯が入れられる時代です。西の浴室だからといって、かつてのようなデメリットはないように思います。
では、我が家が実際に西の浴室にしてみて、どうだったのか?2年暮らした感想を書いてみます。
我が家のお風呂はとても快適
我が家の場合、浴室には窓をつけていますので、西日も多少入ります。ただ、近隣の家が西日をさえぎる時間もあるので、そんなに西日がきつい…という感じではありません。
リクシルのユニットバス・アライズは、換気扇の機能も優れているのか、入浴した翌朝には水気も乾き、からっとしています。使うたびにお掃除をして、排水口まで洗っていますし、お風呂の防カビくん煙剤も定期的に使っています。入居して2年になりますが、きれいに保てていると思います。
悪影響はとくに感じられず
この2年で、女性に悪影響といえることは…自分の暮らしを振り返ってみても、とくにないです。金遣いが荒くなってもいませんし…収入はコロナウィルスの影響で少し減りましたが、それ以前はむしろ仕事が増えて収入も増加傾向でした。あ、それから不倫のふの字もないですよ…。
お風呂に関してひとつ言えることは…お風呂が快適過ぎて、以前より長風呂になりました。ロング浴槽でゆったり足も伸ばせるし、窓付きなのでたまに窓を開けて風を入れ、露天気分も味わえます。なので、ついついお風呂でのんびりしちゃうんですよ。これ、「女性が遊び好きになった」って、言うんですかね…??