玄関の上がり框、10cm? 20cm?高さによるメリットとデメリット

住宅設備

玄関土間から床への高さ

我が家が以前住んでいたのは、戸建ての賃貸住宅でした。バリアフリーに配慮した住宅だったため、玄関土間から室内へ上がるところ(上がり框)の高さが、低めに設計されていました。10cmくらいだったと思います。

玄関の靴

しかし現在の家の上がり框高さは、21cm。旧居とはだいぶ変わりました…。

実はハウスメーカーと家のプランを詰めているとき、ふと「上がり框の高さってどうなるんですか?」と確認したところ、「21cmになります」と言われ、びっくりしました。

標準の上がり框高さとは

ハウスメーカーによって、上がり框の高さってある程度決まっているんだそうです。

戸建ての標準的な高さは15cm~18cmくらいが多いようですが、我が家の場合は基礎の構造の関係で、それよりも少し高くなってしまうそう。

低くすることも不可能ではないが、割増料金がかかるというので、「じゃ…そのままでいいです…」ということになったのでした。

上がり框高めのメリット

・土ぼこりなど汚れが室内に入りにくい

掃き掃除をして汚れが舞い上がっても、框が高いと室内に入りにくいです。

・腰かけて靴を履くのが楽

靴ひもを結ぶときや、ブーツを履くときに腰かけられて便利です。以前の家では上がり框が低すぎて、玄関先には座りにくかった…。

玄関に座る男性

・室内と屋外の切り替え感

外と内の心理的な切り替え効果はあるかも…です。上がり框に足を上げると、「ああ、家に帰ってきた」という感じがします。

上がり框高めのデメリット

・靴の脱ぎ履きの際に、手すりなど身体を支えるものが必要

段差が大きいと、上り下りで「どっこいしょ」という感じになってしまいます。我が家は手すりをつけていますが、以前は手すりなしでOKの高さだったので、ちょっと面倒。

・要介護者がいると出入りのバリアになる

将来、足腰が弱ったり、車椅子利用になったりしたら厳しそう…。踏み台とかでカバーできればいいのですが。

小さい子どもがいる場合も、ちょっと大変かも。

・靴をそろえるとき深くかがむ必要がある

玄関の靴を室内側からそろえるとき、上がり框が高いと、深くかがまなければなりません。以前住んでいた家では、上がり框が低かったので、靴をそろえるのが楽でした。

・来客と話すとき目線の高さが違う

お客様が玄関土間に立ち、自分が框の上に立っていると、ちょっと見下ろす感じになるんですよね。“上から目線”になってしまうようで、地味に気になる…。

低めの上がり框&ベンチにすればよかった

私としては、もう少し低めの上がり框がよかったと思います。

低めの上がり框にしておいて、横にちょっと腰掛けられるスツールやベンチのようなものを考えればよかったかな、と。そうすれば、靴ひもを結ぶときや、ブーツの着脱も安心です。

昔、農家などでは上がり框が30cm以上の家もあったような記憶があります。泥汚れなどを防ぎ、縁側のように「腰掛ける」機能を重視していたのかもしれません。でも、やっぱり老後を考えると、段差は少ないほうがよいのではないでしょうか。

上がり框の高さ、ふだんはあまり意識しないが…

上がり框の高さって、ふだんはあまり意識しないですよね。

高い方がいいか低い方がいいか…それは「どちらが正解」というよりは、「暮らし方による」ということなのでしょう。

でも、旧居と差が大きいと、違和感を持ったり不便さを感じたりする原因になります。ハウスメーカーさんと打ち合わせをするときには、一度確認してみることをおすすめします。モデルハウスに行くときも、測ってみると参考になりますよ!

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