ヒーリングミュージックの第一人者・神山純一氏の音楽
最近、神山純一氏作曲の音楽にはまっています。(リンクで試聴できます)
少し前に、知り合いから「十勝の森から」というCDをいただいたことがきっかけでした。2005年発売と、少し古いCDです。
私は知らなかったのですが、神山純一氏といえば、ヒーリングミュージック界では有名な方だそうですね。
「ほーら、泣きやんだ」という赤ちゃん向けの癒しの音楽シリーズも、神山氏のプロデュースによるものです。
ヒーリングミュージックといえば、ゆったりしたテンポの、穏やかな曲調のインストゥルメンタルが中心です。楽器だけでなく、鳥の声や波の音、水の音など自然の音を取り入れたものもあり、BGMにぴったりな感じ。
私はこうしたヒーリングミュージックが好きで、「image(イマージュ)」とか、「feel(フィール)」などの人気シリーズCDを聞きまくっていた時期もありました。でも神山氏の名前を意識したことはなかったんです。
Amazonで神山氏の作品を検索してみると、「ほーら、泣きやんだ」のほか、「自律神経が整う」「自然治癒力を高める」などの文言を冠したタイトルのアルバムがたくさん出てきます。まさに「聴くクスリ」といったところでしょうか。
ですが、私のお気に入りCD「十勝の森から」は、残念ながら見つけることができませんでした。
コミュニティ放送局「エフエムおびひろ」の「FM-JAGAレーベル」から発売されたようなので、限定販売だったのかな…?
CD「十勝の森から」
この「十勝の森から(8曲・約43分」は、どれも北海道・十勝の広々とした大地を思わせる、伸び伸びとした曲調が印象的です。木陰で、そよ風に吹かれてうたたねしているような、心地よさを感じます。
流れるような旋律に耳を傾けていると、波立った気持ちも、徐々に穏やかになっていきます。
呼吸が曲のテンポにシンクロして、気づくとふと深呼吸している…そんな感じです。
すでに他界した私の母は、音楽を聴くのが好きでした。
晩年、病の床に伏していた頃、「心が安らぐような曲をたくさん聴きたい。いい曲があったら、CDを買ってきて」と頼まれていたんです。
当時、様々なアーティストのCDを母のために選びました。そして私も一緒に聞きました。
でも…
そうした数多くのCDと比べても、神山氏の「十勝の森から」が一番、癒し効果が高そうな気がします。
聞きながら、(呼吸がととのっていく…)と感じたCDは、初めてでした。
深く豊かな呼吸ができれば、自然治癒力や、免疫力を上げる助けにもなるのではないでしょうか。
母にも、このCDを聞かせてあげたかった…。
もし母がこれを聞いていたら、きっと喜んでくれたことだろう、って思います。
暮らしの中に、ほんの少し立ち止まる時間を
リラックスBGMとして、“ながら聞き”でももちろん良いのですが…。
できれば、何もしないで目をとじて、聴いてみてほしいです。
たった1曲、5分ほどでいいんです。きっと、心の中が洗い流されるような気持ちになることでしょう。
慌ただしく、ストレスフルな毎日を送っている人におすすめ。
「十勝の森から」は、入手は難しいかもしれませんが…神山氏のほかのアルバムも素敵なので、機会があったら聞いてみていただきたいです。