健康は何よりの資産。骨粗しょう症検査に行ってきた

医師 暮らしノート

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骨粗しょう症検査を受けた

ワタクシ先日、60歳になりまして、役所から健康診断の案内が参りました。

その中で、最初に受けたのが「骨粗しょう症検査」。いわゆる骨密度の検査ですね。

女性は更年期を過ぎるとホルモンが急激に減少し、骨密度が減少するというので、注意せねばなりません。骨がスッカスカだと骨折の恐れがありますからね、さっそく検査の予約を入れて、行ってきました。

当日、血圧を測ってから検査室へ。超音波骨量測定装置を使うとのことで、靴下を脱ぎ、片足を測定器に乗せるよう指示がありました。

看護師さんがくるぶしあたりに透明なゼリーを塗ってくれた後、足を機器に乗せます。スイッチを入れて数十秒で測定完了、痛みも何にもありません。2度測っていただき、終了です。あっという間でした。

結果は上々

その後、診察室で医師から結果の説明が。

検査にはYAM値というデータがあり、これは若年成人(20~44歳)の平均値を指標として、どの程度の骨量があるかを見るもの。私の場合は90.5%でした。

これが70%を下回ると、骨粗しょう症の可能性あり、とのことなんです。

事前の問診票で、骨折の履歴や喫煙・飲酒の有無などを聞かれていたのですが、そうした危険因子は無しのため、「現段階ではまったく問題ありません、このまま骨量を維持できるようつとめてください」とのことでした。よかった~

カルシウムやビタミンD・Kなどを摂取できる食品リストなどをいただき、診察終了。

私はチーズ・ヨーグルトやきのこ類など大好きですし、運動も日常的にしているので、正常値範囲だったのかもしれません。太極拳に加え、最近はエアロビクス、ラジオ体操などもできるだけするようにしています。

カルシウムをしっかり摂る

骨の健康を守るメリット

先日、スワイショウの記事で背の曲がった年配のご婦人の話を書きましたが、年をとって背中が曲がってしまうこと(老人性円背)にも、骨密度が影響しているそうです。

猫背など姿勢の悪さ、筋力低下など理由は色々ありますが、骨粗しょう症による圧迫骨折によって、曲がったまま固まってしまうこともあるそうです。

背中が丸くなると、姿勢の悪化によって転倒リスクが増すほか、呼吸が浅くなったり誤嚥しやすくなったりと、困ったことがたくさん出てきます。仰向けに寝るのが難しく、寝返りが打てないとか褥瘡ができやすいことも……と聞いて、「ええー!」と驚きました。

60歳ともなると、貯金もだいじですが、“貯筋”、“貯骨”も重要。健康は何よりの資産ですからね。日々の運動、頑張ります~