ハイルザーム栗駒に宿泊
久々に親族に会うため、ゴールデンウィークに東北に行ってきた我が家。
「家事の心配なくゆっくりしよう、温泉に行きたいね」ということで、宿を予約することにしました。
観光客がたくさん来るようなメジャーな温泉ではなく、穴場を探して見つけたのが、宮城県の「ハイルザーム栗駒」でした。
岩手県と宮城県の県境で、栗駒山登山口に近い、山深いロケーションの宿泊施設です。
車で、曲がりくねった山道をひたすら登っていきます。
ところどころ道が狭くなっていたり、道路脇の補修工事をしていたりで、運転が苦手な人だとちょっと大変かな?と思う道のりでした。心配な人は送迎バスを利用したほうがいいですね。雪の季節は冬タイヤ必須でしょう。
やっと宿に到着。コンクリート打ちっぱなし風の建物は、温泉宿というよりはスポーツ施設のような感じ。プール施設も併設されています。(※ただし今回は工事中で、利用はできませんでした)
建物はだいぶ古さがありますが、お掃除が行き届いているようで、きれいに保たれていました。お土産コーナーも充実していました。
メゾネットに宿泊
さて、フロントでチェックインをして、お部屋に入ります。
今日のお部屋は、和洋メゾネットタイプ。入ると和室なのですが、室内に階段があって、2階にベッドが2つあるつくりです。
思ったより天井が高く、階段も長いなぁ、と思いました。高齢者や、小さいお子さんがいるときは普通の和室のほうが安心かも。
でも開放感があって、団らんスペースと寝るスペースを分けられるのはメゾネットのメリットですね。
お風呂
夕食前にお風呂に行ってみました。
大浴場は内風呂と、露天が一つずつ。それほど大きな浴室ではなかったですが、私が利用したときは空いていたので、ゆったりできました。
お湯は熱すぎず、ぬるすぎず、わずかにとろみがあるやわらかい感じ。ゆっくりあたたまることができました。
食事
お待ちかねの夕食!
ほかの宿泊客と近くならないよう、宴会用の広い座敷を仕切って、席が設けられていました。コロナ感染予防のためでしょう。配慮がありがたかったです。
食事はひとりずつのお膳スタイル。品数も多く、とても美味しかった!
量もたっぷりで、中高年には食べきれない?くらいのボリュームでした。
朝食も、松花堂弁当風の器にご飯の友がいろいろ盛り付けられ、ご飯が進む~。
朝からついつい食べ過ぎてしまいそうでした。
全体的な印象
ハイルザーム栗駒は、雰囲気としては「青年自然の家」「いこいの村」みたいな、公共の宿という感じです。
いわゆる温泉旅館っぽい情緒というのは、あまりないですね。
でも、スタッフの対応はていねいで親切。お風呂や食事など、宿泊施設としての機能は十分満足できるものでした。
プールが子連れファミリーに人気の施設だそうですが、今回はプールが改修工事中で利用できず。
そのせいか、子供連れの姿も少なめで静かでした。落ち着いた感じで、のんびりできました。
子供連れの多い時期なら、もうちょっとガヤガヤ賑やかになるのかもしれません。
あと、紅葉の時期はとても込み合うと聞きました。栗駒山の登山口への道路も渋滞するそうなので、利用時期によっては混雑を覚悟しないといけないですね。
周辺の観光スポット
近場の観光スポットとしては、途中の道すがらに「行者滝」や、「栗駒山麓ジオパークビジターセンター」などがあります。
かつての小学校校舎を利用して作られた「栗駒山麓ジオパークビジターセンター」は、パネル展示や動画などで、近隣の地形の特徴や災害の様子を学べる施設です。
400インチ2面のスクリーンを備えたシアタールームも大迫力。入場無料なので、気軽に立ち寄れます。
ハイルザーム栗駒は、少し足を延ばせば、平泉や登米・気仙沼なども観光できるロケーションです。
また機会があったら泊まってみたいです!