JAの一時払い終身共済って?相続対策に有効?

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一時払い終身保険とは

先日、以前契約していた保険の満期金が入りました。

この保険金をどうしようか……と考えて、新規に「一時払い終身保険」に入ることにしました。

この一時払い終身保険、シニア世代に人気だそうです。

一時払い終身保険とは、その名の通り保険金を一時払いして加入する、死亡保険金のみのシンプルな保険です。

健康状態の告知などの加入条件は緩やかで、高齢になっても入りやすい保険です。ただし一時払いのため、まとまったお金を準備しなければなりません。

以前は予定利率が低く、メリットが薄いと言われていましたが、ここ数年予定利率の上昇で、魅力も増してきました。そんなわけで、私も具体的に検討を始めたのでした。

第一候補にあがったのが、JA共済さん。いわゆる農協さんですね。私は昨年(2025)12月くらいから、数社に見積をお願いしていました。そのなかで、JAさんの保険料が一番リーズナブルだったんです。

JA一時払い終身共済、毎月利率が変わる!

実はJAの一時払い終身共済は、月ごとに予定利率が変わります。そのため利率のよい月に申し込めば、保険料がお得になります。JAのシミュレーションページで計算できますが、月末頃にJA共済の店舗に問い合わせると、翌月の金利の動きを聞ける場合もあるようです。

昨年末と比べ、予定利率が上昇したお陰で、ここ半年ほどで保険のコスパが向上しました。

たとえば2026年8月現在、60歳女性だと、死亡時100万円受取の保険に56万円弱で入ることができます。

もし死亡時500万円受取の場合は5倍の計算ですから、保険料のトータルは約280万円

お金 トラブル

もちろん、今後また利率が上がり、保険料がより下がっていく可能性もあるんですが……いつまでも先延ばしするわけにもいかないので、決心しました。だって誕生日を迎えて年齢が上がれば保険料も上がるし、もし健康を害してしまったら、保険加入そのものができなくなりますからね。

JAの一時払い終身共済のメリット

JAの一時払い終身共済は、死亡保障にターゲットを絞ったシンプルでわかりやすい保険です。告知条件が緩めで高齢でも入りやすいこと以外にも、メリットがあります。

途中解約した場合には、解約払戻金があります。契約後最初の数年間は、支払った保険料を下回りますが、その後は保険料相当額が戻ります。いわば元本保証のような形です。預金と違って利息がつくわけではないですが、払った額より減らないというのは安心です。

そして、相続対策にも有効です。遺言書などがなくても、受取人を指定しておけば、その人に確実に保険金を渡すことができます。遺産分割のもめごとも減らせます。

また、相続税がかかる人の場合、現金で残すよりも保険にしておけば有利です。それは、相続人一人当たり500万円の控除があるからなんです。相続税の軽減にも役立ちます。

JAの一時払い終身共済、デメリットは?

一時払い終身共済の最大のデメリットは、まとまった金額をいっぺんに支払わないといけないことです。余裕資金がないと入れないわけですが、その資金を保険に入れてしまうと、預金や投資にまわす機会は失われてしまいます。金利上昇局面で、せっかくまとまった資金があるなら、若い人なら保険以外で運用したほうが有利かもしれません。

考える女性

そしてJAの場合、解約返戻金はありますが、上限は支払った金額までです。長く置くほど利息がついて増える……というわけではありません。しかも契約直後から数年は、解約返戻金は一時払いした保険料を下回ります。早期解約は損ですのでご注意を。

あと一時払い終身共済は、確定申告時の生命保険控除が、一回しか使えない(加入した年のみ)のも、ほかの保険に比べればデメリットかな。

「残すお金」を考える世代におすすめ

ということで、「残すお金」を考え始めたシニア世代にとって、当面使わずにおける資金があるなら、一時払い終身保険は検討してみる価値があると思います。

自分に万一のことがあった時、誰にいくら残したいか、相続税が発生するかなど、状況は皆さんそれぞれ違うと思うので、加入にあたってはよく調べて、数社に見積をとることをおすすめします。

税理士 税務相談

先日、私は税や保険関係のセミナーに参加しました。その際、無料相談の機会があり、「JAの一時払い終身共済って、どうですか?」と相談員さんにお話を伺いました。(保険の設計書を持っていき、見てもらいました)

プロのお話は、やはりわかりやすかったです。

一時払い終身保険は、他社では円建てのほか外貨建て商品もあること。しかし為替リスクもあるし、安全性をとるなら円建てがいい、と。

「金額も、加入時に確定しているもののほうがわかりやすいでしょう?」と。確かに。

総合的にみて、JAの一時払い終身共済は、私の希望に沿ったものだとわかりました。相談のおかげで、納得して、加入申し込みをすることができました。こうしたセミナーは時々行われていて、新聞などに告知も載るので、うまく利用してみるのもよいと思います。