家の外壁材、何にする?
家を建てるとき、外壁材を何にするかというのは大きな問題です。
我が家は耐久性やメンテナンスのラクさということで、乾式タイルを選びました。
しかし、後から知ったのですが、実は乾式タイル以上に良さそうな素材が…。
それは…液体ガラス。先日テレビ「ガイアの夜明け」でも特集されていました。
液体ガラスとは?
液体ガラスとは、コンクリートや木の表面をガラスコーティングできる、塗料のような加工処理剤です。
たとえば木材に液体ガラスを塗布すると、燃えやすさなど、木材の様々な弱点をカバーすることができるそうです。木の持つ美しさ、質感はそのままに長持ちさせることができ、体に有害な薬剤を使わない…いいことずくめ!耐久性をアップし美観を保つという、夢のような加工法じゃありませんか。
しかし、私たちが家づくりをしていた数年前には、まだそうした素材があるということは聞いたことがありませんでした。知る人ぞ知る…という技術だったのかなぁ。
たぶん、価格的にはタイル外壁よりも高額になったでしょうから、我が家には手が出せない素材だったでしょうが…テレビで液体ガラスが特集で取り上げられているのを見て、「ああ~こっちにしたかった…」と思いました。
液体ガラスのメリット
ちなみに液体ガラスのメリットは、ざっとこんな感じ。
防火性
木材に液体ガラスを塗布することで、防炎機能を持たせることができます。
防腐作用
ガラスの膜により撥水性ができ、木材に水分が浸透しません。そのため腐りにくくなります。結果として、腐った木材の好きなシロアリも防ぐことができるそう。
水は通しませんが、空気は通すため通気性は保たれるという優れもの。
耐久性がアップ
紫外線による劣化や木材の変色を防ぎます。ささくれやトゲの発生も抑えます。曲がり・そり・割れも起こらないといいます。
液体ガラスのデメリットは?
ネット上で見つかる液体ガラスのメリットといえば、上記のような内容です。ではデメリットはどうなのでしょう?
液体ガラスで加工した木が燃えなくなるなら、取り壊した家の廃材はどうやって処理するのだろう…?と思った私。メーカーさんに問い合わせてみたら、「焼却炉の温度なら燃えます」とのことでした。まったく燃えないのではなく、燃えにくくなる、ということなんですね。
あとは価格の問題でしょうか。一般的な住宅に用いた場合、どのくらいの価格になるものか…。
液体ガラスのメーカーのHPによれば、代理店を通しての購入・施工となるようですし、家の構造や面積、地域差などで変わるようです。実際に見積もってもらわないと、はっきりした金額は出ないでしょうね。
一般的なハウスメーカーで扱うようになれば、検討しやすくなることでしょうが…。
これから新築を考えるという方ならば、ハウスメーカーや工務店に相談するなど、調べてみるのもいいのではないでしょうか。