「100歳まで自分の歯を残す4つの方法」
先日、コロナの影響でずっと先延ばししていた歯科検診に行ってきました。その理由は、とある1冊の本を読んだこと。
「100歳まで自分の歯を残す4つの方法」私は昨年、歯科検診で歯周ポケットの検査を受けたのですが、一部の歯周ポケットが深さ6mmあるといわれました。
「6mm」というのは歯周炎としては中等度。
正常な深さとみなされるのは2mm程度で、6mmを超えると歯が抜ける可能性も出てくると聞き、愕然としました。まだ50代なのに、自分の歯を失いたくない!と思い、歯間ブラシやデンタルフロスを買って、毎日歯磨きを頑張っていました。
それでも心配で、参考になる本がないか、いろいろさがしていたんですが…たまたま先日出会ったのが、この「100歳まで自分の歯を残す4つの方法」でした。
その4つとは、
- 歯の接触時間を減らす
- 砂糖を極力とらない
- 1日1回正しい歯みがきをする
- 3か月に1回歯周病管理のために歯科医院に通う
です。
シンプルな項目ですが、継続するのはなかなか大変かもしれません。でも、この本を読んで、「とにかく今ある歯を何とかして残そう!」「自分でできることは何でもやろう!」と思いを新たにしました。
歯のビフォーアフター写真は衝撃
本文中の、とある男性の歯のビフォーアフター写真は衝撃でした。48歳、歯周病末期状態の写真と、その23年後、71歳時点の写真が載っています。23年後ですよ!こんな状態からでも残せるんだ!と驚きました。もし適切なケアがなければ、きっとこの男性は、すべての歯を失っていたことでしょう。
文章がやさしくわかりやすいので、読み進めるのも苦になりませんでした。
ブラッシングの方法も、具体的に、懇切丁寧に説明されています。人気イラストレーター・ヨシタケシンスケ氏の挿絵も楽しい!
身体も家も、日頃のメンテナンスが重要
「歯と歯の接触時間をなるべく減らす」(無意識のうちに上下の歯をつけるクセをやめる)のが大事だというのも、今回この本を読んで初めて知りました。
なぜそんなことで?と思うようなことですが、この本を読めば納得がいきます。
歯をつけることによって口まわりの筋肉が緊張し、結果的に歯に負担をかけていたなんて。顎関節症の原因にもなっているとは…。
考えてみれば、歯は私たちにとって、生きていく上で最も大切な道具の一つです。だいじに使って長持ちさせないと…。
定期検診の結果は…
本を読み終わって、「やっぱり定期検診に行かなくちゃ!」と思った私。電話予約をして、無事に一年ぶりの定期検診を受けました。
歯周ポケットの検査もしていただいたところ、昨年と比べると、改善の兆しが!
まだ6mmのところが1か所ありましたが、以前6mmだった別のところは、4mmになっていました。
「歯磨きが上手にできているということですよ。その調子でがんばってくださいね!」と先生に励まされ、帰ってきました。
今は、ゆっくり、やさしく、ていねいに…と心がけ、これまで以上に歯磨きに気をつけています。50代の私、あと50年持たせるつもりで(⁈)がんばらなくちゃ。
これってマイホームのケアと同じだなぁ…とふと思いました。日頃のメンテナンスが重要ですね!