マット類は必要?不要?
ミニマリストの本を読むと、「マット類は断捨離しました!」と書いてあることが多いですね。
「マットがないほうがお掃除しやすい!」
「マットを断捨離して家の中がすっきり!」
などなど…。
でも、風水では玄関やキッチン、トイレにはマットを敷きましょう、という記述がよく見られます。風水好きとしては「うーん、どうしたらいいかな?」と思ってしまいます。
それに風水で「…すべし」というなら、何らかのメリットがあるからに違いない。
そこで、そもそもマット類を置くメリットって、何なのだろう…と考えてみました。
マットを使うメリットとは
マットを使うメリットは、以下のようなことが考えられます。
汚れや水分のしみこみを防ぐ
まずマットの重要性は、汚れを防ぐということではないでしょうか。
たとえば玄関マットは、外から家の中に戻ったときに、足についていた土ぼこりや汗が、床に直接つくことを防げます。
トイレ・キッチンのマットは、水分の飛び散りなどを吸収し、床に直接しみこむのを防げます。とくに布製・繊維系のマットなら吸水性にすぐれています。
日本の住宅は、木材や畳など、水分に弱いものが多用されています。湿気が多くなるとカビの原因にもなるので、水が大敵というのは納得です。
傷や音、衝撃を防ぐ
また、マットを敷くことで固い床をカバーすることができます。キッチンならお皿を落とした時など、マットのおかげで床の傷を防ぎ、お皿も割れずに済むこともあります。最近多い樹脂製のぷにぷにしたマットは、衝撃吸収にgoodです。
床に直接物を落とすと、音も大きく響きますが、マットがあれば幾らか軽減できます。
インテリア効果
こうした機能を持ったマットは、種類も豊富で、色もカラフルなものがそろっています。ちょっと地味めの玄関でも、華やかなデザインのマットを置くことで、少し明るくすることができます。
風水では方位別にラッキーカラーもあるとされています。「この方角には何色のマットが吉?」と気にされる方もいるでしょう。
ラッキーカラーについては流派によって異なる部分もあるので、あまりこだわらなくてもいいように思います。マットなら気分で買い換えるのもいいでしょうし。
ただ、北側など日当たりのよくない場所は、モノトーンよりもピンクやオレンジなど、温かみのある明るい色が向いているだろうと思います。見た目の寒々しさを軽減してくれますよ。
マットを使うなら注意すべきこと
このように考えると、マットにもメリットが多いですね。欠点をうまく補って、上手に使っていくのが賢いかもしれません。
マットを使うなら、清潔に保つことが一番。
水気や汚れを吸収したマット、そのまま放置してはいけません。湿ったままで時間がたつとカビやニオイの温床になります。洗面所やバスルームのマット、濡れてびちゃびちゃのまま…は論外。
マットを敷くなら、複数用意して、こまめに交換・洗濯するのがいいでしょう。いつもキレイに保つことが、何より大切だと思います。