分ければ資源、混ぜればゴミ
先日、近所の工事現場に、こんな標語が掲げられていました。
「分ければ資源、混ぜればゴミ」
廃棄物リサイクルについての標語でしたが、何気なく読んだ時、ふと思ったんです。
“あ、家の中のモノたちも、そうだなぁ”って。
というのも、以前、亡くなった親族の家の片付けをしたことがありまして。
同じ種類でまとまっているものは処分方法を検討しやすかったのですが、種々雑多なものが混じって入っていると、ただゴミとして捨てるしかなかった……というのを、思い出したからです。
種類がまとまっていることの合理性
たとえば、タンスにぎっしり詰まっていた古い着物類。それは一式、リサイクルショップで買い取ってもらうことができました。
本棚のマンガ本もそうですね。コミックス一式いくら、で古本屋さんに買い取りしてもらえたので、楽でした。
いっぽう、趣味の手芸用材料なんかは、引き出しの中にボタンや残り毛糸、端切れやきれいな包装紙などがごったまぜ。みんなまとめて廃棄しました……。
なんたって、仕分けするのが手間なんです!
ボタンはまとめてケースに入っている……とかだったら、メルカリでボタン色々一式、と売ることができたかもしれません。でも、引き出しの中にワサッと入っている手芸材料を、分別する手間と時間はかけられませんでした。
モノを種類別に分けて収納しておくことの合理性を、そのとき強く実感しました。
見た目よりも中身をきちんと分類、が肝心
収納といえば、よくインテリア雑誌に載っているような、「おそろいのきれいなボックスを並べて収納」というのに憧れませんか?
でも、その中身がごちゃ混ぜだったら、何にもならないんですよね。
たとえきれいなボックスでなく、古い空き箱を使っていても……中身が揃っていて、ひと目で中身がわかるようラベリングがしてあれば、そのほうがきっと使いやすいはず。
そしていつか自分が亡くなった時にも、モノの種類がきちんと分けられていたら、遺族も処分がしやすい、それは確かです。私もいい年(?)になったので、終活も視野にいれて、意識しておかないと……と思いました。
工事現場のリサイクル標語が、思わぬ形で学びとなりました!