車の屋根の雪は危険
先日、夫と車で朝早く出かけた時のことです。
その日は、夜中から朝にかけて雪が降ったため、雪まみれの車がたくさん走っていました。
中には、屋根にたっぷり雪を乗せたままの車も…。
雪を落とす時間がなかったのでしょうが…これ、とても危険です!
大事故につながる恐れもありますので、走行前には必ず雪を落としてください!
“雪を乗せたまま走行”の危険性
フロントガラスに落ちた雪が視界を遮る
屋根の雪は、走行中ブレーキをかけたはずみに、フロントガラスにすべり落ちてくることがあります。
こうなると一瞬で視界が奪われ、パニックになります。
実は私も、経験があるんですよね。
もう20年以上前、まだ運転を始めたばかりの初心者の頃でした。
交差点にさしかかり、ちょっと強めのブレーキを踏んだ瞬間、目の前に雪がザーッと雪崩のように落ちてきたんです。幸い、停車している間にワイパーで取り除くことができたのですが…一歩間違えば事故につながっていたでしょう。思い出しただけで怖いです。
屋根の雪の量が多い時はもちろん、少ない時も油断は禁物。
雪は水分量によっては重みが増しますし、凍ればかたまりになります。雪の厚みがわずか1~2cmでも、シート状につながったまま落ちてくることがあるんです。そうなるとワイパーでは対処できないので、注意が必要です。
後続車に迷惑がかかる
車に積もったままの雪は、他車にも迷惑をかけてしまうことがあります。
サラサラの雪でも、風で舞い上がれば視界を妨げてしまいます。
また湿った重い雪だと、かたまったままドサッと落ちることもあります。
後続車にぶつかったり、路面に落ちて走行の障害になったりする危険性を知っていただきたいです。
私はルーフに雪を乗せたままの車がいる時は、車線を変えたり車間距離を取ったりして、できるだけ避けるようにしています。
冬の運転は地元の人でも危険!
人気観光地である北海道では、レンタカーも多いです。
冬場にレンタカーを見かけると、私はちょっと緊張します。冬道に不慣れなドライバーの可能性がありますから…。「れ」や「わ」ナンバーを見かけたら、用心して少し離れるようにしています。
屋根に雪を乗せたままだと危険、ということも、雪に慣れていない方だとご存じないことでしょう。
地元の人でも事故にあうような危険な路面状況、冬道の経験のない観光客が運転するのは無理だと思います…。
実際、私の住む街でも、観光客の事故が多いと聞いています。
北海道の冬道をあなどらず、タクシーなど地元の交通機関を利用してください!