家を建てると不幸が起きる?

人生山あり谷あり家づくりの知恵

「家を建てると不幸が起きる」?

家を新築したり、大きなリフォームをしたりした後に、家族が亡くなったり不幸が起きることがある…と聞いたことがありませんか?

私も、「建てて数年は気をつけろ」という話を聞いたことがあります。

数年って言われても幅がありますよね。1年という話もあれば、3年という説も…。

「1年と3年じゃ、かなり違うし!」とツッコミを入れたくなりますね。

注意の旗

我が家は新築して3年になります。その3年の間、高齢の親類が亡くなったことはありますが、同居家族や近しい親族に不幸が…ということはありませんでした。

まあ「新築後に不幸」が必ず起きるわけではないし、いわゆる迷信の類いとわかっていても、正直ちょっとほっとしたのも事実ですが…。

(あ、新築直後に大きい地震はありました!家族や家に被害はありませんでしたが…)

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他人の不幸話は広がりやすい

「せっかく家を建てたのに、すぐに亡くなってしまった」と聞けば、多くの人が「お気の毒に…」と驚くはずです。

インパクトの大きさゆえ、人づてに伝わるスピードも速いでしょう。

それゆえに「新築後は悪いことが起きる」という話が、広く知られるようになったのではないでしょうか。

また、新築後に不幸があったという話が広まる要因は、他にもあるのでは…と私は思います。

家を建てるというのはめでたいことですが、多額のお金がかかることから、誰もがかなえられる夢ではありません。うらやましさや、無意識にやっかみを感じる人もいるでしょう。

「人の不幸は蜜の味」とも言われ、誰かの不幸な話…というのは広がりやすいものです。

仏壇 お参り 遺影

心理学で「酸っぱいブドウ理論」という言葉を聞いたことはありませんか?

腹ペコのキツネが、木の上にたわわに実ったブドウを見つけて、取ろうと試みるが、高くて届かない。

キツネは、「どうせ酸っぱくてまずいブドウだろう。食べなくてよかった」と負け惜しみを言って去る…という話です。

自分が手に入れられなかったものへの悔しさや、敗北感を紛らわす心の働き、それが「酸っぱいブドウ理論」と呼ばれるものです。

「家を建てると不幸が起きる」説にも、そんな側面があるのでは…という気がします。

キツネ

つまり、

「家を建てたいけど建てられない」

「でも、家を建てると不幸に遭うらしい」

「自分は家を建てていないから不幸は起きない。ああ、よかった」

…そんな心理が働くことだって、あるかもしれません。

こうして「家を建てると不幸が起きる」説は、人々の心に強く残ったのではないでしょうか。

「家を建てると不幸が起きる」は迷信。でも

家の新築があろうとなかろうと家族が亡くなることはあるし、不幸なできごとに見舞われることもあります。だいいち、本当に「家を建てたら100%不幸に遭う」としたら、家を建てる人などいなくなってしまいます。

だから、いたずらにそんな話を怖がる必要はないでしょう。

ただ、ひとつだけ注意すべきことはあります。

それは、「家を建てること」は大きなストレスになり得る、ということ。

家を建てるということは人生の中でも、とても大きなできごとです。

忙しくなって疲れがたまったり、悩みが増えたり、住宅ローンのプレッシャーもかかってきます。

そうしたことが心身のストレスになって、病気や事故につながることだって、否定はできないのです。

ぼんやりする女性

家を建てることは喜ばしいこと・楽しいことなのに、ストレス?と思う人もいるかもしれません。

しかし、ストレスというのは結婚や昇進などうれしいことでも生じるものです。ふだんと違うこと、日常の変化というものは心身の負担になるわけですね。

無理をしないことが大切

そうした事態を防ぐためにできることとは?

それは家づくりにかける予算、資金繰り、建築スケジュールなどで「無理をしない」ことです。自分たちが出せる金額や、かけられる時間を冷静に計算することが最も重要だと思います。

「予算」で無理をすれば、身の丈以上のローンを組むことになります。そうなれば、仕事を増やさざるを得ず、健康を損ねる可能性も…。

計算機と通帳

「時間」で無理をすれば、土地探しやプラン作りを焦ることになり、希望通りのマイホームにならないかもしれません。

完成した家に不満があれば、もめる原因にもなります。

「あなたが家を建てるなんて言うから…」とか、

「狭い家がイヤだって言ったのは君じゃないか…」とか、

お互いにグチグチ言い続ければ、離婚のきっかけにもなりかねませんね。

無理をしないためには

無理をしないためには、現状認識と情報収集が大切です。

「かけられる予算は?」

「自分たちに必要十分な家とは?」

「理想の家を建てるためのパートナーをどこにお願いするか?」

そういった事柄について、しっかり調べ、考えておくことをおすすめします。

とくに土地から探すなら、アドバイザー的存在が必要です。私たち夫婦はそこをスルーしてしまったことが反省点でした。

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家づくり、本来の目的に立ち返る

昔からの慣習や言い伝えが気になるなら、地鎮祭や上棟式など、伝統儀式を省略しないとか、占いによって時期を判断するというのもいいでしょう。不安を取り除くという効果は、きっとあると思います。

不安を抱えてびくびくしたままでは、そのぶん幸せも遠ざかってしまうでしょうから…。

マイホーム取得の目的は、家族が幸せに暮らすため、のはず。

無理は禁物ですよ。

どうか後悔のない家づくりを!