空き家にすると家はとたんに傷む…親所有の不動産について早めに考えておこう

雪の中の家暮らしノート

空き家はトラブルの元

豪雪地帯では、屋根の雪下ろしができないために、空き家が倒壊したという話を聞くことがあります。

雪の中の家

空き家は所有者がわからないことも多いといいます。高齢の所有者が亡くなったり、相続した身内がいても適切な手続きをとっていなかったりで、役所でも処置に困っているようです。

そんな空き家が倒壊することで、もし人的被害が出ていたら…あるいは、不審火や侵入者も心配ですよね。

住まないと家は傷む

空き家問題は、とにかく早く対処することが一番です。なぜかというと、家は空き家になると途端に傷み始めるからです。

さびれた家の玄関先

住んでいないのになぜ傷むのか…?

たとえば人が住まなくなれば、換気が滞り、カビや細菌が繁殖します。

また排水口の封水(排水トラップの中の水)が蒸発してしまうと、下水からニオイが上がりますし、夏場ならハエや虫がわくこともあるでしょう。

外まわりの雑草や植木も伸び、うっそうとしてきます。田舎なら動物が住みつくかもしれません。

空き家になって時間がたつにつれ、雨漏りや雪による傷みも深刻化します。荒れれば荒れるほど、片付けや撤去にも費用がかかります。そうなる前に対処することが大切です。

空き家整理業者の料金を見てみる

できれば状態が悪化する前に売却や賃貸を考える、あるいは将来的に自分が住むつもりなら、維持管理を計画したほうがいいでしょう。

一時的な不在でも管理は必要

もう、10年以上前のことですが…離れて住む私の親が、体調を崩して施設に入居したことがありました。数ヶ月不在になることが予想できたため、地元の不動産業者さんにお願いいして、留守中の管理をお願いしました。

月に一度訪問して異常がないか確認してもらい、室内の換気をし、郵便受けのチラシなども片付けてもらいました。ポストからはみ出たチラシに、火でもつけられたら大変ですから…。

郵便受けとチラシ

不在になるのが冬場なら、水道の凍結を防ぐための水抜きや、場合によって除雪も必要になるでしょう。我が家の場合は夏だったので、その点は幸い大丈夫でしたが。

点検の際、写真を撮って、レポートを送っていただきました。費用は1ヶ月で数千円程度でした。

当時は、まだ空き家や留守宅の管理をする業者が少なくて、どこにお願いしていいものか困りました。知り合いの不動産業者さんに事情を話して、なんとか引き受けていただきましたが…。最近は、引き受けてくれるところも多くなったように思います。

50代は親の不動産問題が切実

結果的に、うちの親はその後退院できたのでよかったですが、一人暮らしの高齢者が入院→そのまま亡くなるというケースもあり得ます。亡くならないまでも、施設に入居し、自宅には戻らないということもあるでしょう。

50代になると、親は70代後半から80代くらい。親の所有する不動産の問題って、切実です。実家に帰省したときなど、自宅や土地などを将来どうするか、家族で話し合うことをおすすめします。

ですがいきなり、「家と土地どうするの?!」では角が立ちます。

たとえば「知り合いのお宅で、こんなトラブルがあってね…」とか「こないだテレビで特集してたんだけど…」と、ワンクッションおくほうが話をしやすいです。

「体の具合、最近どう?もし入院なんかしたら、家の留守中、心配だよね…」と相談するのもいいかも。

少なくとも、近くにそうした管理業者があるかどうかだけでも、調べておくといいですよ!