道立近代美術館に行ってきた
先日、道立近代美術館(札幌)に行ってきました。
お目当ては、「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」という特別展。
フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」が札幌にやってきたんです!
「窓辺で手紙を読む女」は、背景部分に塗りつぶされた絵があるとわかり、修復されたことで知られています。
今回、フェルメールの絵はこの一点のみですが、ぜひ生で鑑賞したい!と楽しみにしていました。
特別展2つをお得に見るには
リピーター割引
道立近代美術館の展示スケジュールをチェックしたところ、同時に「羽生輝(はにゅう・ひかる)」さんという日本画家の展覧会もやっているというので、両方見ることにしました。
両方見るのに「セット券などありますか?」と聞いたところ、セット券はないがリピーター割引というのがあるそう。
道立美術館特別展の半券を提示すると、200円引きになるとのことでした(有効期限は半券に記載)。
近代美術館だけでなく、他の道立美術館の半券でもOKですし、当日見た他の展示でも可。
つまり私のように、フェルメール展と羽生展の両方を見る場合は、後に買ったほうを200円引きにしてもらえます。
「道新ぶんぶんクラブ」会員だと割引
ちなみにフェルメールのほうは、北海道新聞の会員組織「道新ぶんぶんクラブ」の割引がありました。
会員証提示で、本人のみ200円の割引です(リピーター割引と重複はできません)。
ということはですよ…。
お得に利用するには、先にフェルメール展のチケット(定価1800円)を「ぶんぶんクラブ」割引で購入し、200円割引の1600円。
その後、羽生輝展のチケットを買えば、通常料金(定価1000円)から200円引きして800円ってことですね!
合計通常価格2800円が、2400円に!
が…私は羽生展を先に買ってしまったのでした…うう。先に知っていれば…。
会員証をお持ちの方は忘れずにお持ちくださいね。
(道新ぶんぶんクラブは、新聞購読の有無に関わらず無料で登録できます)
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の感想
少しでも空いている時間がいいな…と私は平日のお昼どきを狙って行ってみました。
それほど混雑はしていませんでしたが、でも、どの絵の前にも常に人が並んでいる状態。
オーディオガイドを聞きながらの方も多かったです。
まずは、17世紀オランダ画家の作品から見ていきます。
人物画は着衣のディテールが細かく描かれ、静物画の果物は本当にみずみずしくて美味しそう。
はぁ~と思わずため息です。
正午を過ぎた頃には、少し人の数も落ち着いてきました。
ちょうどそんなタイミングで、フェルメールの絵にたどりついた私。
絵のすぐそばまで近づいて、鑑賞することができました。
もうねぇ…すごい。
絵の人物の存在感。描かれた素材の質感。
カーテンの裾の糸一本、おろそかにしない細かさ…。
窓の蝶番のサビや、布地の毛羽の手触りさえ感じられそうな繊細なタッチ。びっくりです。来てよかった…。
修復のビフォーアフター
「窓辺で手紙を読む女」、修復前の背景は無地の壁でした。修復後の背景には、天使の姿が描かれています。
最初、ネットなどで見たときには、修復前のほうがよかったんでは?と思っていたのです。天使があると構図がごちゃごちゃしそうな気がして。余白があるほうがすっきり見えそう…と。
ですが…実物を見て、考えが変わりました。
私は、修復後のほうが好き。
天使の姿があっても、生で見ると主役の女性の立体感が半端ない!
その存在感が際だっているので、思ったほど背景が気にならないんです。
修復前の複製画もすぐ横に展示されています。どちらがお好みか、見比べてみるのもまた興味深いですよ。
KITAKARO Lに寄り道してスイーツ
お得情報をもう一つ。
道立近代美術館のすぐ向かいに、人気スイーツ店「KITAKARO L(北菓楼エル)」があります。
実はこちらのお店で、平日限定のサービスがあると公式HPにお知らせが!
KITAKARO Lでフェルメール展の半券を提示すると、先着30名にフェルメール「窓辺で手紙を読む女」のポストカードが無料でもらえます。
私は午後に行ったので「もうないだろうなぁ…」と思ったら、まだありました!やった!
公式HPをチェックしておいて正解でした!
そして人気のシュークリーム「夢不思議」を店内でイートイン。パイ生地のシュー皮にクリームたっぷりで、美味しかったです~
北菓楼のお菓子はどれも美味しいので大好き♥
目も舌もシアワセな一日でした。
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」は2022年4月22日~2022年6月26日開催です。お見逃しなく!
同時公開中の羽生輝(はにゅう・ひかる)展もおすすめですよ!