水道施設見学へ
先日、自治体主催の社会科見学に行ってまいりました!
見学先は、浄水場と下水処理施設です。暮らしに欠かせない生活インフラですね。
そもそも、家の排水管って、どんな具合になっているか、考えたことはありますか?

7年前に家を建てた時、私は排水管工事を初めて見ました。それをきっかけにして、
「へぇーこんな管が埋まっているのか!」
「トイレの水もお風呂の水も、みんなまとめてここを流れていくのね!」と興味を持ったのでした。
また、胆振東部地震の時は、水道のありがたさを実感しました。
そんなわけで今回、自治体の「水道施設ツアー」の案内を見て、ぜひ参加したいと思い、申し込んだのです。参加費は無料。半日ほどのバスツアーです。
浄水場見学
まずは浄水場に向かいます。
浄水場では、川の水をきれいにするプロセスを説明していただき、沈殿池・濾過池などプール状の施設を見せていただきました。
そして、自分たちの飲んでいる水がどこの川から来て、どのように配水されているのか、知ることができました。
水のきれいな地域では、浄水のプロセスもシンプルだそうです。それはコストにも影響するはず。きれいな水は地域の財産ですね!
下水処理施設見学
次に下水処理施設です。
こちらは、汚れた水を集めて、ゴミや土砂を取り除き、微生物によって汚れを取り除く施設を見せていただきました。
汚れた水を扱うので、施設内は少々臭いがしました。気温が高かったこともあり、空気もムワッとしていましたね。
処理水は、消毒された後、川に放流するそうです。
最後に、下水から分けられた汚れ(汚泥)を処理する施設を見学しました。汚泥は濃縮し、脱水し、乾燥させて、再資源化施設で肥料などに使われるそうです。
これですべての見学が終了、解散となりました。日々の忙しい業務の中、説明をしてくださった担当の方々に感謝です。
暮らしに欠かせない水が、安心して利用できるよう、いろんな人の手によって守られているんだなぁと思いました。
大人の参加者も熱心に
今回、参加者は小学生からシニア世代まで様々。子供たちは夏休みの自由研究にするのかな?
こういった施設見学の機会、小中学校ではよくあると思うのですが、大人になるとなかなか少ないですよね。そのせいか(?)大人の参加者が皆さん熱心に見学されていたのが印象的でした。質問もバンバン出ていました。水への関心の高さがうかがえました。
下水処理施設の方が、「家庭用排水でやっかいなのは、油です。水と混ざり合わず下水管にこびりついてしまいます。油は取り除いて、排水に流さないようにお願いします」とおっしゃっていました。
昔は無造作に排水溝に流す人も多かったとか。これまでも使用済み油は回収に出すとか、新聞紙に吸わせて捨てるなど気をつけてきましたが、より一層、注意しようと思いました。