水回りを考えるときに気をつけること
浴室・トイレ・キッチンなど水回りの計画は、家づくりでも頭を悩ませるポイントです。できるだけ水回りをまとめたほうが、コストも抑えられますし、メンテナンスの面でもメリットがあります。
また、使い勝手をよくするために、動線に気をつける方も多いでしょう。
最近は「回遊動線」も人気です。たとえば洗面所に玄関から直接入れたり、キッチン側から入れたりと、アクセスに柔軟性を持たせられるので便利ですよね。家事の効率も上がりそうです。ハウスメーカーのモデルハウスでも、そうした間取りが多く見られました。
我が家も回遊動線を取り入れて間取りを作りました。ですが、人間の動きだけでなく、排水の動きも考えたほうがいいらしい、ということを後で知りました。
たとえば、トイレ・浴室・キッチンなどをどう配置するかで、配水管の詰まりやすさ、汚れやすさに影響が出るというのです。
排水管の形状はできるだけシンプルに
排水管は、長くなればなるほど、そして複雑であればあるほど、詰まる可能性も増えます。
配水管が曲がっている場所、角になっている所には、汚れや異物が引っかかりやすいですよね。長い年月をかけてそうしたものが蓄積すると、最終的に詰まりの原因になってしまうわけです。
詰まりが排水口の近くなら、ワイヤーブラシなどで、自分でなんとかできるかもしれません。しかし、排水口や点検口から遠い位置であったなら、これはもう業者さんにお願いするしかないですね…。
ですから、排水管はできるだけ短く、シンプルになるよう計画したほうがいいということです。もちろん、素人には考えるのが難しいので、ハウスメーカーなど設計の方に考慮していただくことになるでしょうけれど。
そういう意識を持っておくだけでも、ウン十年後に、維持管理費への影響が違ってくるのかもしれません。
排水の上流部分にはお風呂があるといい?
我が家には、住宅設備関係の知り合いがいるのですが、その人いわく、「排水の上流にお風呂があるといい」そうです。
お風呂のあと、残り湯を排水しますよね。すると、だいたい150~200リットル近い量の残り湯を、一気に流すことになります。
そのため浴室が排水管の上流に当たる位置にあれば、下流の排水管には詰まりが起きにくくなるということ。なーるほどなぁと思いました。
我が家の場合は、たまたま浴室が排水の一番上流側だったので、ちょうどよかったということになります。
ただ、お風呂場の排水には石けんカスや髪の毛も流れるので、放っておくと詰まりの原因にもなりそうです。我が家では、定期的に排水管洗浄剤を使うほか、こまめにヘアキャッチャーや排水口のお掃除をするよう心がけています。
我が家のお風呂はリクシルのアライズですが、お掃除はしやすいつくりだと思います。別記事でお掃除についても書いていますので、よろしければご覧ください。
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