秋の家庭菜園で白菜を
北海道では、11月ともなると、初雪ももうすぐ。
夫がせっせとお世話している家庭菜園も、この時期になればほぼ店じまい状態です。
トマトやナスなど夏野菜は、枯れた茎を抜いて細かく切り、土に埋めます。
広くなった庭で、今、唯一育っているのは白菜!
先日、今年初の収穫がありました。
ナメクジとの戦い
初めての白菜栽培は、数年前。そのときは、ナメクジとの戦いでした。
ようやく収穫した白菜も、外葉は食われて穴だらけ。内側の葉の間にも、ナメクジやイモムシが…。ちょっと洗っただけでは、取りきれそうもありません。
調べてみると、「水につけるとナメクジが取り除ける」とのこと。
そこで、大きめのバケツにきれいな水を張り、白菜を逆さにドボンとつけてみました。
逆さにするのは、そうしないと白菜が浮いてしまうからです。逆さにして、さらに何か重しをのせるといいですよ。我が家では小さめのレンガなどを乗せました。
そして1時間ほど放置したところ、隠れていたナメクジが、わらわらと浮いてきました…絶句。
心の中で悲鳴を上げつつ、バケツの水ごと側溝に捨てて退治完了。
これでほぼナメクジは除去できましたが、食べる前にも葉っぱを一枚ずつ外して洗えばさらに安心です。
今年は農薬も使ってみた
白菜は美味しかったのですが、「ナメクジはイヤ~!」と言った私のために、今年は夫が少量の農薬を使いました。
でも「農薬?大丈夫?」と心配した私。そのため夫は、農薬を使う量や時期に注意し、さらに収穫1ヶ月以上前からは、農薬ではなく木酢液を使うようにしてくれました。
ナメクジはカフェインも苦手らしく、コーヒーかすをまくのもいいみたいですよ。
そして迎えた収穫…外葉は少し虫に食われましたが、内側の柔らかい部分は大丈夫でした。
さっそく白菜をたっぷり入れたお鍋を作って、いただきました。とても美味しかったです!
我が家では、寄せ鍋や肉だんご鍋はもちろん、白菜と豚バラ肉だけ交互に重ねたミルフィーユ鍋もよく作ります。野菜は煮るとかさが減るので、たっぷり食べられるのもいいですね。
余った種の保存法
今年植えた白菜は、夫がホームセンターで種を買い、育てたものです。苗を買うより手間はかかりますが、費用は種のほうが安かったので、そうしました。
種は使い切れず余りましたが、来年使おう、ということに。
種は低温保存するといいそうなので、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍庫で保存します。種の中に水分が残っている場合は、冷凍室だと細胞が壊れてしまうそうなので、よく乾燥した種でないといけませんね。冷蔵室が無難かも。
また来年も、美味しい白菜が育てられるといいなと思っています。