階段下のトイレ、風水でNGとされる理由は?

階段下のトイレ 家相・風水

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階段下のトイレってどうなの?

「平屋でトイレ2つ、位置はどうする?」で触れた、階段下のトイレについて。

2階建て戸建ての場合、階段下はデッドスペースになりがちです。

たいがいのお宅で、収納場所として活用されている場合が多いですが、中には階段下をトイレにしているケースも見かけます。

ただ、この「階段下のトイレ」、風水や家相ではよくない配置とされています。

トイレ

それはなぜなのでしょう。理由について考えてみました。

リラックスしにくい空間になる

「天井高はちょっと低くなるけど、頭をぶつけることはまずないから…」
「座って用を足すから、頭の上が低くなっていても大丈夫…」

確かに、物理的にはトイレを設けるスペースが確保可能かもしれません。

しかし、トイレはスムーズな排泄ができるよう、リラックスできることが大切です。狭い空間で縮こまって用を足すのでは、快適な状態とはいえませんね。

天井高が低い空間は、開放感に欠け、圧迫感を感じやすくなります。

たとえぶつけるような高さでなくても、毎日トイレを使うたび、無意識のうちに圧迫感を感じてしまう…人によっては、そんなこともあるのではないでしょうか。

それに、階段下だと、誰かが通るたびに頭上から足音や振動が感じられることもあるでしょう。落ち着いて用を足せる場所には、なりにくいと思います。

騒音

角が心理的に圧迫感?

また階段下にトイレをつくると、どうしても、階段の形が天井や壁に「角」となって現れます。

風水では、家具の角や天井の梁など「とがった角が目に入る」のはよくないとしています。

風水では「角から殺気が出ている」と表現するようですが、私が思うには「鋭角なものの見た目が、心理的に圧迫感をもたらす」ということだと思います。

とがったものを見ると不安に感じる、という経験はありませんか?

「先端恐怖症」という病気もあるそうですね。人によっては、角を目にすることで、そうした影響があるのかもしれません。

角が気になる場合は、フェイクグリーンをあしらうとか、カフェカーテンなどで目隠ししてもいいかも。

ちなみに風水で、「寝ている場所の真上に、天井の梁があるのはよくない」というのも、同じ理由なのでしょう。

天蓋つきベッドのように、布を使ってカバーするのも一案ですね。

プランに制約がつきやすい

階段下のスペースは、天井部分に出っ張りができることから、形状的にさまざまな制約がつくこともあります。たとえば照明器具や収納、窓の形状・サイズが自由に選びにくい…などです。

たとえば、トイレにはよく吊り戸棚が設けられますが、天井が低くなる階段下だと難しいですね。

窓がつくりにくい、というのも、マイナスポイントでしょう。

そもそもトイレは、臭気や湿気がたまりやすい場所。換気がしにくいと、カビの発生や病気につながる恐れもあります。

引き違い窓

窓がつけられない場合は、性能のよい換気扇を設置して通気をよくすること、掃除をこまめにして衛生的に保つことが大切。明るいイメージの壁紙や照明を使うなど、内装にも配慮するといいでしょう。

以上のようなことから、階段下のトイレはできれば避けるべき、と風水や家相では教えてくれているのではないでしょうか。