北海道でもエアコンは必要?新築時に考えておきたいこと

エアコンのイラスト 住宅設備

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北海道の住宅にはエアコン不要?

北海道の夏は涼しいからエアコンは不要、と言われていましたが、ここ最近は北海道でも「エアコンが欲しい!」と叫びたくなるような暑い日が増えてきました。

ひと昔前は、暑い日でも日が落ちれば気温も下がっていたのですが、一晩中ムシムシして寝苦しい夜も多くなりました。もちろん、本州に比べればずっとマシなレベルではあるのですが。

北海道でも寝苦しい夜はある…

そのため、近頃はエアコンのある家が増えてきた印象があります。北海道でのエアコン普及率は3割を切るというデータもあるようですが、新しい家が多い地区では、エアコンを設置しているケースがもっと多いように感じます。

高気密な新しい家の場合、室内がいったん温まると、温度が下がりにくいからかもしれません。

我が家では、新築当初はエアコンをつけませんでした。夫は暑がりでエアコンを熱望していましたが、日中はエアコン完備の職場にいます。いっぽう私はエアコンによる冷え過ぎが苦手。どうしても暑い日には、近くのショッピングモールや公共施設に出かけてしのいでいました。

しかし、コロナウィルスの影響で外出がままならなくなり、夫も在宅ワークになりました。「今年はエアコン要るかも…」と、購入を決意。リビングだけ、1台つけることにしました。

エアコン用穴は開けていたものの

こんな場合に備えて、エアコン穴は新築時に既に開けてありました。というのも、我が家は外壁がタイルなので、後から穴あけをするのが大変!量販店の場合、工事を断られるケースもあるそうです。

エアコン用穴とコンセントは新築時に用意していた

穴だけでなく、近くにエアコン用の200Vコンセントも設置済み。取付予定位置には下地の板も入れてもらい「これで万事OK」と安心していた我が家。先日、量販店にエアコンを選びに行きました。

設置予定場所(室内・屋外)の写真を持っていき、店員さんに相談すると…

「タイル外壁ですか…でも穴は開けてあるので大丈夫ですね」

「はい」

「穴の位置は天井から何㎝ですか」

「30㎝くらいです」

「穴の位置はエアコン本体から少し下がっていないと、水もれの原因になります。天井から最低5㎝程度は空けて本体を設置しますので、本体の厚み(高さ)が大きいものは避けておいたほうが」

「えっ」

エアコン本体は天井との間を開け、なおかつ壁に開けた穴よりも上になるように設置します。

買おうと思った機種は、本体の厚みが30㎝近くあります。大きい…急きょ、違う機種をさがすことに。

エアコン下にテレビ&コンセントが…

さらに設置予定場所の下には、テレビ本体と、それにつながるコンセントやアンテナ接続プラグが。

エアコンの真下にコンセント…

「うーん、万一水もれするといけないので、下に電化製品はないほうがよいのですが」

「でも、エアコンはここにって、取付用の下地もつけてもらってるんです…」

「では、ここにつけるしかないですね。設置自体は、問題ないです。ただ、長年使用していくうちに内部に汚れがたまると、水もれにつながる可能性もあります。エアコンクリーニングなどで、お手入れしていただければ安心かと」

…ううう、そこまで考えてなかったよ…

エアコンの設置位置、リビングの奥にというのはよくあるケースですよね。それはつまり、テレビの置き場所にも選ばれやすいわけで…。

これからプランを練る方は、ほかの家電の位置にもご留意くださいね~そして下地の補強、専用コンセントもお忘れなく。