ドラマ「魔法のリノベ」で風水がテーマに!
毎週見ているドラマ「魔法のリノベ」、第4話は風水がテーマというので、とても楽しみにしていました。
いや~面白かった!
ストーリーをご紹介しますと…
「まるふく工務店」で働く小梅(波瑠)と玄之介(間宮祥太朗)。
二人は、外壁リフォームを計画していた依頼主・小山田(渡辺真起子)から、突然キャンセルの知らせを受けます。
実はその原因となっていたのは、依頼主の義姉(浅野ゆう子)。
義姉は風水に詳しく、「そもそもこの家は風水的によくない。外壁より、全面的に間取りを変えるべき」と依頼主に意見していたのです。しかしそのリノベプランは、どう見ても改悪…。
キャンセルを回避しようと、小梅と玄之介は奔走するが…という内容でした。
風水に詳しい義姉役の浅野ゆう子さんが、いい味、出してました!
ちょっと胡散臭くて、押しが強くて…。キャラ強烈!
まああれほど極端でないにしても、「風水好き」って、世間からあんなイメージで見られているのかなぁ…(汗)。
不安をあおるやり方には注意
マイホーム購入やリノベーションは、お金もかかり、心理的負担も大きいです。
楽しいことのはずなのに、忙しさやプレッシャーから憂鬱になってしまうことも。
「マイホーム・ブルー」「新築ブルー」などという言葉もあるくらいです。
そんな不安な時、もし「この間取りでは災いが…」とか、「よくない波動が…」なんて言われたら…気になってしまうのも無理はありません。
ですが、根拠もなしに人の不安をあおるようなことを言うのは、他者を思うように動かしたい人の常套手段です。
最近また話題になっている「霊感商法」などは、その最たるものでしょう。
私自身、風水は参考にしていますが、「災いが…」「このままでは不幸になる…」などと無責任に言う人は相手にしない、と決めています。
そういうのって、結局は、優位に立って相手に言うことを聞かせたいとか、不安につけこんでお金を出させるというパターンが多いんです。
人によっては、ネガティブな言葉によって、暗示にかかってしまうことがあります。
気持ちに暗い影がさし、実際に不幸を呼び込んでしまうことだって、あり得ます。
だからこそ、対抗するには情報を集め、知識をつけ、気持ちを強く持つ必要があるのです。
家相や風水は「経験的な知恵」
ドラマ「魔法のリノベ」では、紆余曲折の末、依頼主はしっかりと自分なりの決断を下します。
その過程に、私はとても共感できました。
誰かがそう言ったから…ではなく、自分の気持ちや家族への思いをまず大切にする。そのことが素敵だなと思いました。
だって、そこは他でもない “自分の家”なんですから。
いくら風水で東南の玄関が吉だといっても、北側道路の土地だったらどうでしょう?
道路から玄関が遠く、通りにお尻を向けたような家がはたしてよい家といえるでしょうか?
上っ面だけ風水で吉相という家を建てても、暮らしにくければなんにもなりません。
幸せに、健やかに暮らすための知恵は、どんどん使えばいい。だけどそれに囚われて悩んでしまうなら、本末転倒です。
風水や家相をオカルト・迷信の類いと捉えるのでなく、あくまで「経験的な知恵」として考えれば、もっと柔軟に対処できることでしょう。
家づくりは総合的なプロジェクト
土地はひとつとして同じものはない、と言われます。
ですから、家づくりの際には土地の状況をよく見て、その土地にあったプランで建てることが重要です。風水や家相だけでなく、地盤や道路の状況、法令など、総合的に考えていく必要があるのです。
だからこそ、十分な知識を持った、信頼できる家づくりのパートナーが重要になってくるのではないでしょうか。
理想の住まいを手に入れるために、よい出会いがありますように!